人工的な染料を使わずにカラフルなパンケーキを焼く方法を知っているだろうか?わたしはほうれん草、カボチャ、そしてビーツを使う。厳密にいえば、最後に挙げたビーツは、純粋なロシアの野菜だが、かつてはこのような方法でブリヌィが焼かれることはほとんどなかった。
なぜこれらの野菜を使うのかというと、簡単にきれいな色をつけることができるからである。しかもこれらの野菜は非常に健康的で、とくに冬の終わりに食べるのにはうってつけである。
ほうれん草のブリヌィは中でもとくにわたしのお気に入りである。ほうれん草は、重要なミネラル源。血球を増やし、新陳代謝を調整したければ、ほうれん草のブリヌィを食べるべきである。
ビーツはミネラルを豊富に含んでいるため、消化を助け、毒素やコレステロールを取り除いてくれるのも驚きではない。ブリヌィにビーツを入れてみたところ、蒸したビーツはビタミンを逃さないだけでなく、くっきりとした色を出してくれる。茹でたビーツを使うとブリヌィの色はやや薄くなる。
カボチャは温もりと陽の光を感じさせてくれる。そして酸化防止剤にもなる。カボチャにはカロチンが多く含まれており、ビタミンAを与えてくれる上、目にもいいと言われている。
この3つのタイプのブリヌィはサワークリームあるいはヨーグルトを添えていただくが、クリームチーズやスモークサーモン、キャビアを添えると最高である。ビーツのブリヌィはハムやブルーチーズ、あるいはグリーンサラダとよく合う。黄色のカボチャのパンケーキにはハチミツ、ジャム、ベリーなど甘いものがぴったりだ。ぜひ試してみてほしい。
1. ビーツとカボチャは皮をむいて、4分の1にカットする。
2. 野菜を蒸す。カボチャは10分から20分ほど蒸す。
3. ビーツはさらに10分蒸す(合計30分)。蒸す時間は、大きさによる。煮崩れしない程度に柔らかくなればよい。
4. 温めたケフィール、卵、砂糖、塩、ベーキングソーダをハンドミキサーで混ぜる。
5. 小麦粉を加える。全体によく混ぜ合わせる。
6. 牛乳を温める。沸騰直前で止める。生地を混ぜながら、牛乳を加える。植物油を加える。
7. 生地250mlをグラスに入れ、ほうれん草を加える。柔らかくなり、均等にまるまでブレンダーにかける。これで3枚分の生地ができる。
8. 熱したフライパンに少量の植物油をひき、パンケーキを焼く。そっと裏返す。クラシカルなブリヌィほど固くはならない。
9. ビーツとカボチャを加えたものも焼く。色のついていない生地が少し残る。
10. 熱々のブリヌィにヨーグルトとお気に入りのものを添えて、いただく。
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。