この「小リス」はソ連時代の代表的なお菓子である。チョコレート・プラリネと砕いたヘーゼルナッツから出来ており、濃厚で、魅惑的である。このプラリネの作り方をマスターしよう。
「小リス」(ベーロチカ)はお正月に子どもたちにプレゼントする伝統のお菓子の1つであった。大人たちもその退廃的な味を大変好んだ。この「小リス」はクレムリンの中でも人気があり、重要なレセプションでは必ず出された。
「小リス」の包み紙は1940年代に販売され始めてから大きく変わっていない。伝説となっているリスのイメージはわずかに修正され、色使いとナッツの細かいところが変わっただけだ。ロゴの形や構成は昔のままである。ナッツを抱えたリスは中央に描かれ、包み紙の周辺にはヘーゼルの枝が見られる。
今日でも、「小リス」は昔と同じラベルデザインで、箱売りと量り売りの両方で売られている。しかしこのお菓子、家庭で作ることも難しいことではない。少ない材料で驚くほどうまく作れる。
材料:
- クリーム 180g
- コーンシロップまたはハチミツ 50g
- バター 20g
- アーモンドバター(またはお好みのナッツのバター) 60g
- ダークチョコレート 420g
- ヘーゼルナッツ 100g
- 塩
- ダークチョコレート(コーティング用)
作り方:
- オーブンを140℃にし、ヘーゼルナッツを45分ローストしたら、取り出して粗熱を取り、めん棒で細かく砕いて、置いておく。
- チョコレート420gを耐熱ボウルに入れ、湯せんにかけて完全に溶かす。
- 小さめのボウルにアーモンドバターとバターを入れ、同じく湯せんにかける。バターが溶け、均等になるまで混ぜ続ける。出来上がったら置いておく。
- 小鍋にクリームとコーンシロップを入れ沸騰させる。塩少々を加え、少し冷ましたら、少量をアーモンドバターに加えて、均等になるまで混ぜあわせる。
- 残りのクリームはチョコレートに加え、スパチュラで混ぜる。
- そこにアーモンドバターを加えて、均等になり、ツヤが出てくるまで混ぜる。混ざったらヘーゼルナッツを加える。
- 底が平らな型かお皿を用意したら、ラップかパーチメント紙をしき、チョコレートとバター、ナッツを混ぜたものを流し込んだら、表面を平らにする。ラップで覆って、数時間冷ます。
- 固まったら、型から外し、ラップを外す。温めた乾いたナイフで丁寧に四方を切り取り、小さく切っていく。
- 300gから400gのチョコレートを使ってコーティングする。
- チョコレートは湯せんにかけ、31-32℃にする。
- フォークを使って小さく切ったキャンディ一つ一つにチョココーティングする。余分なチョコレートは揺らして、ボウルのふちに当てて落とす。
- コーティングしたキャンディーはパーチメント紙において、しばらく置いておいたら出来上がり!今すぐ食べたくなること請け合い。