ご紹介するインスタグラムのアカウントには数千のいいね!がつき、また同じくらいのフォロワーがいる。どれも非常に異なったものだが、いずれも美的に心地よく、何か作ってみたいという気持ちを呼び覚ましてくれるものだ。ほとんどのアカウントはロシア語で書かれているが、素晴らしい食べ物の世界を垣間見るのに言葉など要らない。
オレーシャ・クプリンさんの写真は、数世紀前の画家が描いたかのように見える。バケツ、水差し、ナナカマドの枝、野菜、フルーツがまるで静物画のように見える。インスタには食べ物とオレーシャさん自身の他に、2人の食の専門家、そしてオレーシャさんのペットである猫のグスタフとアウグストゥスが登場する。この猫も食べてしまいたいほど可愛い。
ディアナ・ナゴルナヤさんはフードフォトグラファーであり、フードスタイリストである。彼女の芸術的なアカウントにピンクのマシュマロが映り込むスペースはなく、もしあったとして、それはコントラストのための要素である。ほぼすべての写真はネオノワール調で撮影されており、白黒映画の映像を思わせる。ちなみに彼女がしばしばそうしていると投稿しているように、あなたもソファで映画を見ながらお気に入りの食べ物を食べたくなってしまうだろう。
コートダジュールや心地よいヨーロッパのカフェに行ってみたいというあなたにオススメなのが、写真家ダリヤ・ボロニナさんのアカウント。彼女は食べ物と旅行の写真を投稿し、同時にフォロワーたちに理想的なフラットレイ画像(真上からの撮影)の撮り方を教えている。
ナースチャ・ポネデーリニク(月曜)さんは熱狂的なフードフォトグラファーであり、食に関する本の著者でもある。かつて彼女の叔父がソルボンヌ大学に留学していたことがあり、フランスのラルースからグルメ辞典を何巻か持ち帰った。それが彼女の料理本のコレクションの始まりとなり、そのコレクションは今や1000冊以上になるという。インスタグラムで彼女がシェアしているレシピはシンプルで、とっつきやすいものばかりである。(ロシア語を知っていれば、ではあるが)
ニーナ・タラソワさんのデザートはフランス料理の最高の伝統であるお菓子芸術の傑作である。ニーナさんもフランスのリヨン近くの製菓学校で学んだが、彼女の指導教員はアラン・デュカスなど世界的なパティシエであった。現在、彼女は一風変わったデザートの作り方を教えている。ニーナさんのアカウントは英語とロシア語の2ヶ国語で書かれている。
アンドレイ・ルドコフさんは何事もないように、女性に食料を買いに行かせ、コンロに立たせることができる男性である。ルドコフさんは素晴らしいケーキを作り、レシピを共有し、インスピレーションを得つつ、お菓子の細かな違いを知るため、世界中を旅している。ダイエット中という方にはオススメしない。
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