20層のケーキ?!ロシアにはある!

ヴィクトリア・ドレイ
 信じられないかもしれないが、家族や友人をあっと言わせる多層仕立ての「クレープケーキ」は1時間もあれば作れる。

 マースレニッツァ(バター祭り)の期間、パンケーキを1枚しか食べないという人は見たことがない。パンケーキ、つまりロシア語のブリヌィはこのお祭りを象徴するものである。

 マースレニッツァはロシアで今でも祝われる数少ないスラヴのお祭りの一つである。それはこのお祭りが長く待ちわびた春の訪れの印だからだろう。今年のマースレニッツァは2月12日に始まり18日まで続く。伝統的に、この1週間にわたって祝われるマースレニッツァの期間、人々は大量のブリヌィを、さまざまな具をはさんで食べる。スラヴ文化において、ブリヌィは太陽のシンボルであり、まさにこのお祭りの本質なのである。

 しかし近年の傾向として、多層構造の「クレープケーキ」を好む主婦が多いようである。それは普通のパンケーキとは違う素晴らしい別の食べ物と言えるだろう。 

 クレープケーキを食べたことがあるという人はいるだろう。しかしロシアのこのクレープケーキが特別なのは、非常に薄いパンケーキを何枚も必要とするという点である。アメリカンスタイルのふわふわパンケーキに較べると、作るのに時間はかかるが、試してみる価値はある一品だ。

 クレープケーキのもう一つの良い点は何を中にはさんでもパーフェクトなものになるというところである。チョコレートガナッシュ、クリームチーズ、カスタード、なんでもよい。マースレニッツァの伝統的な味を試してみたいなら、ホイップしたサワークリームで作るのがオススメ。パンケーキにはさまれたサワークリームは間違いなく絶品だ。

 

ブリヌィの材料:

  • 卵 4個
  • 牛乳 800ミリリットル
  • 水 400ミリリットル
  • 小麦粉 440グラム
  • 植物油 大さじ4
  • 砂糖 大さじ4
  • 塩 ひとつまみ
  • バター(焼くのに用いる)

 

クリームの材料:

  • サワークリーム 450グラム
  • マスカルポーネ 250グラム
  • アイシングシュガー 大さじ6–8

 

ブリヌィを作る:

 ボウルに卵、砂糖、塩ひとつまみを入れ、砂糖が溶けるまで混ぜる。

 牛乳と水を加え、さらにしっかり混ぜる。

 小麦粉は大さじ1ずつ加え、なめらかになるよう泡立て器で混ぜ合わせる。小麦粉の量は小麦粉の種類によって変わるので、後で足せるように最初は少なめから始める。

 鉄板を中火にかけ、バターを広げ、パンケーキを1枚ずつ、きれいな焼き色がつくまで両面焼く。上記の材料で普通は20–23枚くらい焼ける。パンケーキを冷ます。

 その間、パーフェクトなサワークリームを作る。マスカルポーネ、サワークリーム、アイシングシュガーをなめらかでどろっとするまで泡立てる。

 クリームは20分ほど冷蔵庫で冷やしておく(クリームを固いまま保つため)。

 ここからがもっとも楽しい過程である(少なくともわたしにとっては)。パンケーキ1枚ずつに大さじたっぷりのクリームを広げていく。その上にもう1枚パンケーキを置き、クリームを塗ったら、軽く押しながら、パンケーキがなくなるまで同じ作業を続ける。大さじたっぷり3–4杯ほどのクリームを表面に塗るのに置いておくのを忘れずに。

 ケーキが完成したら、冷蔵庫に3–4時間以上置く。できれば一晩置くとよい。ナッツ、削りチョコレート、またはココアパウダーで表面を美しく飾る。(わたし個人的には春をテーマに、太陽とお花の模様を入れることが多い)。これで壮大なお祝い用のクレープケーキの出来上がり!

プリヤートナヴァ・アペチータ!(どうぞ召し上がれ!)

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