ロシア全土の市民の94.4%が少なくとも1年に1度、オンライン決済を利用しているという。これはロシアのリサーチ会社メディスコープ社が8月に発表した調査結果による。
2018年4月から5月、また2019年6月から7月にかけて12歳から55歳までのインターネットユーザーを対象に調査を行なったメディスコープ社は、今年の調査結果は2018年からほとんど変わっていないとしている(昨年は94.3%)。
大部分の人がオンライン決済を利用していると答えているのが、携帯サービス(85.8%)、オンラインショッピング(81%)、家賃や公共料金(74%)。これらのカテゴリーはこの数年、変わらず上位を占めている。
一方、オンライン決済でタクシー料金を支払う人は急速に増えている。調査によれば、昨年1年で45.4%から50.8%と12ポイント増加した。中でもタクシー代をオンライン決済で支払うのを好む傾向があるのは若者層で、18歳から24歳の回答者のおよそ64%、25歳から34歳の回答者のおよそ63%がオンラインを利用していると答えている。またホテルの予約をオンラインで行っている人の数も昨年より3ポイント増加している。
オンライン決済の利用頻度が減っているのは2カテゴリーで、1つは送金(52.7%から55%)、もう1つがオンラインゲーム(28.5%から25.3%)であった。