ロシアで買えるちょっと変わった不動産8選

Getty Images, Daniil Lebedev
 あなたが経験したことのないようなパーティの場所。

 トムスクに住むアレクサンドル・ルネフさんは今から5年前、市役所の建物のそばにある古い給水塔を購入し、それを住宅用にリフォームした。この給水塔を購入するにあたって、ルネフさんは19世紀の建築物を、歴史的景観に戻すという義務を負った。これはこのような契約を結ぶ際によくあることである。ロシアにまだあるこのような興味深い不動産をご紹介しよう。

1.サンクトペテルブルクの神秘的な給水塔

 1918年に建てられたこの古い建物は現在、ロシア鉄道会社(ロシアの独占企業)の所有となっているが、本来の用途では使われていない。総面積は65平米、普通の住宅と同じくらいである。価格は表示されていないが、会社のサイトには塔は文化財に指定されていると書かれている。建物自体はレニングラード=ワルシャフスキー駅の近くにある。ちなみにこの塔は1964年に「慈悲の列車」の撮影のために使われた。

 販売あるいは賃貸に出されている塔はこれ以外にもある。ロシア鉄道は生産活動に関与していない不動産を処分しようとしている。この塔は本来の用途では使われていないため、購入者は好きなように内装を変えることができる。

2.イワノヴォ州のアレクセーエフスカヤの屋敷

 18世紀末の大きな屋敷がプリョスの近くにある。この風光明媚な地域はその美しい景色で多くの芸術家たちにインスピレーションを与えた。

 この古い屋敷はかつてある退役軍人のものであり、その軍人はここに池のついた公園を造った。ソ連時代、建物は孤児院となっていたが、現在、新たな所有者を探している。こちらも歴史的景観を取り戻すことが条件となっている。

3.レニングラード州の文化銀行

 ヴィボルグのピオネール通りにある20世紀初頭に建てられた連合フィンランド銀行の建物は「ヴィボルグ銀行」の所有物であったが、現在、会社の倒産により、売却されている。最初の売り出し価格は6,300万ルーブル(およそ1億円)。建物はオフィス向けにリフォームされており、警報システム、遮断機、エアコンなどが完備されている。この銀行もまた文化財となっているため、それが価格に反映されている。

4.サンクトペテルブルクにある大理石宮殿の事務所ビル

 ペテルブルク中心部にある2階建てのこの建物は18世紀に大理石宮殿の近くに作られた。ここには厩舎があり、馬車が置かれ、倉庫もあった。建物は何度となく再建され、3階部分は19世紀半ば、また4階は革命後に作られた。最後にここを訪れたのは学生たちであった。1950年代、宮殿内に技術大学が作られたからである。

 現在、この建物は売りに出されており、広告には「デラックスホテルにピッタリな建物」と書かれている。

5.ニジェゴロド州のアートハウス的乗客用施設

 ルキノ駅の1階建ての建物は1924年に建設されたもので、商業的な目的での利用を見込んでいる。ロシア鉄道はこの建物をわずか223,000ルーブル(およそ37万円)という価格で販売している(すべての部屋や通信など、大々的な修復が必要である状態であるとの断り書きをしている)。

6.イルクーツク州にある旧ピオネールキャンプ

 ロシアには、かつての夏の保養キャンプ場がかなりたくさん荒廃状態にある。かつて様々な組織が所有していたものだが、所有していても損することから積極的に売却されるようになった。たとえばイルクーツクにあるロシア鉄道の古いキャンプは1960年代から1980年代にかけて、毎夏、数千人のピオネールを受け入れていたが、現在はまったく人が訪れなくなった。建物には宿泊用の部屋、食堂、浴場がある。

7.レニングラード州の自動車製造工場(ディーゼル機関車のおまけつき!)

 荒廃した建物に興味があり、7億ルーブル(およそ11億円)持っているという人は、1985年に建てられたソスノヴォボロツキー自動車製造工場を所有するという幸運を手にすることができる。

 購入者には、建物一式のほかに、カリシェ駅に通ずる800メートルの鉄道の支線と良好な状態のディーゼル機関車が譲渡される。

8.サマーラの木造の駅

 古い木造の鉄道駅「ベズィミャンカ」は19世紀に建てられたときの面影を今も残している。プラットフォーム自体は新しく、今も機能しているが、建物は商業施設として利用することが見込まれている。

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