フォーブス・ロシア誌によると、ワイルドベリーズの企業価値は1.2ビリオン㌦(およそ1,320億円)で、バカルチュクが一人で会社を所有していることになっている。タチアナは2004年に夫であるヴラジスラフとワイルドベリーズを立ち上げたが、当時はここまで大きくなるとは思ってもいなかったそうである。ワイルドベリーズはインターネットでドイツの衣料品を販売することから始まったが、最終的には本からスポーツニュートリションまで何でも扱う真の巨大会社に成長した。いまでは200万人もの人が毎日このサイトに訪れている。
「ワイルドベリーズはオーナーが利益を出しているネット通販会社の一つである」とフォーブス・ロシア誌は指摘している。バカルチュクが強調しているのは、ワイルドベリーズはいまだにファミリービジネスの延長線上にあり、このネット通販会社と協業している宅配会社を経営する夫と「2人ですべてのことを行っている」という点。ロシア版アマゾンのようなものを作るというのは、家族の楽しみとしては良い選択ではないだろうか。