ソ連の子供の大好物TOP8

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 ソ連時代にはオレオやヌテラはなかったが、いまだに楽しい思い出になっているお菓子やスイーツがあった。

1.バターを塗り砂糖をまぶした白パンのスライス

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 冷たいバターを厚く塗り、その上に砂糖をまぶした焼きたての白パン。これより美味しいものがあるだろうか? 「私が子供の頃の最高のごちそうね」とアンナ・ソロキナは言う。 「ときどき私の両親は、チョコレートバターのほうを代わりに買ったっけ。いろいろミックスしたいときは、自家製のラズベリー、ブラックカラント、チェリージャムなんかがあった。ほんとに美味しかったなあ」

 

2.ケーキ「カルトーシュカ」

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 ケーキ「カルトーシュカ(じゃがいも)」は、ソ連のデザートでは最も有名なものの一つ。もともと、モスクワ都心のアルバート通りにあるレストランのレジェンド「プラハ」のオリジナルだ。それから、学生食堂や自宅でも作られるようになった。
このケーキの人気の秘密は何か? 「カルトーシュカ」のレシピで、スポンジケーキ、砕けたクッキー、古いトーストなどの残り物を使うことだ。余ったジンジャーブレッドも使える。

 

3.キャンディーバー「ロットフロント」

写真提供:「ロットフロント」写真提供:「ロットフロント」

 ソ連時代から今日まで、カラフルな包み紙のチョコレートキャンディーは常に、子供だけでなく、大人も、そして中国人観光客の人気も集めてきた! 「北のクマ」、「リス」、「成層圏」、「赤ずきん」などなど選択肢はたくさんあり、それぞれ滑稽な名前がついていた。
「子供の頃からあなたが好きな『ヤミー』は何?と尋ねられて最初に思い浮かんだのは、『ロットフロント』工場の大豆ミニバー(バトンチキ)かな。とても美味しいよ!お母さんはそれを私から隠したけど、いつでも見つけて一袋丸ごと食べたの!」。アレクサンドラ・グゼワは回想する。

 

4.スイート・ソーダ

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 ロシアにコカ・コーラやファンタなどのアメリカの清涼飲料が登場するずっと前から、子供たちは赤、オレンジ、緑の甘いソーダ飲料に目がなかった。「シトロ」、「ブラチノ(ロシア版ピノキオ)」、「サヤン(シベリアの山脈にちなんで命名)」、「リトルベル」、「タルフーン」 …。ソ連の炭酸飲料にはたくさんの種類があった。今でもその多くがロシアの店にある。

 

5.湯煎したコンデンスミルク

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 誰が最初にコンデンスミルク(練乳)を缶詰ごと煮たのか定かではないが、ソ連の子供なら誰でもそのやり方を知っていた。しかし、それは慎重にやらねばならない。コンデンスミルク缶をあまり長くお湯で煮過ぎて蒸発してしまうと、缶が爆発して、壁や天井に甘いベタベタした半液体を撒き散らすことになる。
正しくやれば、乳白色のキャラメルペースト(生キャラメル)ができて、スプーンで食べられる。 また、ワッフルロールなどのデザートの充填物にもなるし、ショートケーキの生地にもつけられる。
今では、湯煎したコンデンスミルクつまり生キャラメルは、ロシアの各店舗にあるので、家で作る必要はない。

       

6.サーカスのドーナツ

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 ソ連のドーナツは、今のような、ジャムを塗ったり中に入れたりしたものではなかった。当時は、シュガーパウダーをまぶした1種類しかなかった。

 「何かの理由でドーナツはサーカスでしか売られていなかったことを覚えている。幸い私はモスクワ・ボリショイサーカスの近くで育ったので、よく食べたわね。私の顔は砂糖だらけになったけど、私がどんなに喜色満面だったか、想像もつかないでしょう!」。 アレクサンドラ・グゼワは言う。唯一の問題は、ドーナツが冷めてしまうと、美味いどころではなくなってしまうこと。

 

 7.ハルワ

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 ヒマワリの種から作られたこのオリエンタル・スイーツは、ソ連の子供にとても人気があった。このキャンディーが不足になることはなかったので、珍味なわけでは全然なく、普段からよく食べるお菓子だった。それは通常、巨大な俵で売買され、氷のような小片に切り刻まれた。チョコレートのハルワはすごく美味しく、今のロシアでも人気のキャンディーだ。

 

8.自家製タフィー

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 「子供の頃は、ウラジミール州のうっそうたる森にある、僻遠の小村で、夏のほとんどを過ごした」とオリガ・ヴラソワは回想する。「基本的な日常品だけを売っている最寄りの店でさえ、私たちの家からかなり離れていた。私の友人のおばあちゃんたちも、どちらかというと普段は金欠だったわね。とくに孫のためにキャンディーのようなちょっとした物を買うようなお金は、あまりなかった。でも、こんなへき地でも、私たちの生活を“甘くする”方法があったの。私の友だち、スヴェータのおばあちゃんは、その秘密を知っていたわけ。つまり、珍味「ミルクタフィー」を作る方法を知っていたのね。牛乳は自家製で、店から買っていないので、よけいお手頃だった。砂糖はというと、すべての家庭で、夏にマーマレードを作るために大量にストックしていた。とはいっても、このおばあちゃんは、あまり頻繁に“寛大さ”を振りまいて、私たちをスポイルはしなかったけどね。でも、この珍味は貴重な機会をより楽しいものにしてくれた」
子供の時からあなたが好きな「ヤミー」は何ですか?

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