トボローク・パイ=
ヴィクトリア・ドレイ撮影トボローク・パイ=ヴィクトリア・ドレイ撮影
私が好きなペストリーには、生地か詰めもののいずれかに必ずトボロークが入っている。おそらくロシア人なら誰でもトボロークが大好物だろう。これは、巨大なコンロでサワーミルクから作っていた古代ルーシでも日常的な食品だった。
19世紀までは、トボロークと「チーズ」は明確に区別されていなかった。トボロークが使われているすべての料理には、チーズが入っているとみなされていたからだ。だが、チーズの生産が高度に発達した19世紀半ばになると、トボロークはようやく別の食品と分類されるようになった。
今日、トボロークを使ったレシピは、伝統的なものから現代的なものも含めて何百種類もある。ここでは、ペストリーにトボロークを使う、オリジナルで簡単なバリエーションのレシピを3つご紹介しよう。
これはとても簡単に作ることができ、一番おいしい朝食の一つで、エネルギーたっぷりなので一日をいい気分で過ごすことができる。
ヴィクトリア・ドレイ
材料:
作り方:
1. サワークリームを2つの等しい量に分ける。セモリナを片方のサワークリームに入れ、15分ほど発酵させる。
2. 次にトボローク、卵、砂糖、バニラ、塩とサワークリームをセモリナとボウルで混ぜ、よくかき混ぜる。
3. ベーキングパンにバターを塗り、セモリナ粉を軽くまぶす。生地をパンに入れ、残りのサワークリームで表面を覆う。180°Cで30〜40分ほど焼き、冷ましてからコンデンスミルク、サワーミルクやベリーと一緒に盛り付けする。
調理時間:45分
これは短時間で簡単にでき、家族やお友だちに素敵なデザートをご馳走するのにぴったりだ。濃厚なポピードレッシングがかかったこれらのクリーミーなボールを食べれば、誰でも顔がほころぶことだろう。
ヴィクトリア・ドレイ撮影
生地の材料:
ソースの材料:
作り方:
1. ボールの材料を大型のボウルに入れ、適切にブレンドさせる。
2. ペストリーを12〜15個のボールに分割し、高温の油で揚げる。
3. ソースを作るには、まずケシの実を熱いお湯に入れて15分間そのままにしておく。
4. 次に水を切り、ケシの実、サワークリーム、粉砂糖を鍋に入れて沸騰するまで火を通す。
5. トボロークのボールにソースをかけ、温かい状態で盛り付ける。
より濃厚な味が好みなら、ソースと一緒に準備したボールをオーブンで7〜10分間調理することも可能だ。
調理時間:30分
このレシピは父がまだ小さかった頃、私の祖母が考案したもので、今や私の家族の幼い世代の大好物になっている。
ヴィクトリア・ドレイ撮影
材料:
作り方:
1. トボローク、なめらかな状態にしたバター、砂糖と塩をかき混ぜる。卵を加えて混ぜる。
2. 次に膨らし粉の入っていない小麦粉とベーキングパウダーをふるいにかけ、それを使ってペストリーを作る。厚めだが、なめらかな感触になっているようにする。ペストリーを冷蔵庫で30分ほど寝かせ、その間に詰めものを作る。
3. お好みの果物やベリー (ここではリンゴとクランベリーを使う) を切り、粉砂糖をふりかける。
4. 次にベーキングパンでパイ型を作り、詰めものを入れ、190°Cで30〜40分ほど焼く。
パイを冷まし、粉砂糖をまぶし、バニラアイスクリームを添えて盛り付ける。
調理時間:1時間半
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