オンラインで観る愛を描いた象徴的なソ連映画10本

Eldar Ryazanov/Mosfilm, 1976
 何度見ても飽きない名作。以下にいくつかの傑作をオンラインで、また英語で視聴できるリンクを示した。楽しんで!

1.「ザレチナヤ通りの春」 (1956年)

 これは1950年代で最も人気のあるソ連映画の一つで、3000万人が映画館で鑑賞した。実際、この映画は戦後のソ連の新しいライフスタイルへの賛歌とされている。このロマンチックなメロドラマは、地元の工場の労働者を教育するために工業都市に派遣された若い教師についての物語だ。そこで彼女はハンサムな模範的なストライキ労働者に出会う。しかし、どちらも誇り高く自立した人間であるため、一緒にいるだけというわけにはいかず、複雑な感情と関係に苦しむ。

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2.「鶴は翔んでゆく(戦争と貞操)」 (1957年)

 愛し合っている恋人が日の出まで一晩中モスクワを散歩している。その朝ナチスがソ連を攻撃し、第二次世界大戦が始まった。女性はモスクワに残り、愛する人は前線へ向かう…

 この映画はソビエト映画の中で最もロマンチックであると同時に、最もドラマチックな映画の一つであると考えられている。 そして、戦争に関するシーンがまったく含まれていない珍しい戦争映画の一つである。ミハイル・カラトゾフ監督のこの作品は、カンヌ国際映画祭の最高の賞パルムドールを受賞した唯一のソ連・ロシア映画となった。

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3.「深紅の帆」 (1961年)

 ディズニーによるアニメーション化にふさわしい美しいおとぎ話。これはソ連の作家アレクサンドル・グリンの同名の冒険小説を映画化したものである。海辺(架空の土地)に住む元船員の娘は、他人から見るとちょっと変わった子だ。年老いた魔法使いの占いを聞いてから、いつか王子様が深紅の帆の船に乗って自分を迎えに来ると信じているからだ。しかし、物語の最後で、私たちは願いが叶うことを目の当たりにする。

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4.「驃騎兵のバラード」 (1962年)

 これは、ナポレオンがロシアに侵攻した1812年の戦争を描いた素晴らしいミュージカルだ。17歳の少女は、ただ少女であるだけでは物足りず、驃騎兵に扮して戦争へ向かう。彼女は驃騎兵連隊に受け入れられ、誰も彼女が女の子であることに気づかない。しかし同時に、彼女はハンサムで勇敢な驃騎兵に恋をする。

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5. 「運命の皮肉、あるいはいい湯を」 (1976年)

 この映画はロシア人のお気に入りの新年の映画として最もよく知られており、毎年12月31日にテレビで放映される。しかし、大晦日に展開される奇妙なストーリーにもかかわらず、非常にロマンチックなコメディでもある。

 母親と暮らす30代半ばの独身男性が、公衆バーニャ(サウナ)で友人らと酒を飲み酔っぱらう。その後、彼らはモスクワからレニングラード(現サンクトペテルブルク)に向かう飛行機に間違って彼を乗せてしまう。ソ連全土でどこでも同じパネル住宅が建設されていたためため、その男は同じ通りとアパート、そして部屋の鍵さえも一致しているところにやって来てしまう。しかし、その部屋の本当の住人(しかも美しい女性)が現れたらどうなるだろうか?

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6.「オフィス・ラブ」 (1977年)

 内向的な会社員はキャリアアップを夢見ているが、なかなか良い結果が出せない。そんなとき、旧友から女性上司を誘惑するようアドバイスされる。彼女を醜いオールドミスだと思っていた彼は、突然彼女がはるかに若く、そしてずっと美しいことに気づく… このオフィスラブはどのように終わるだろうか? また、この映画は可笑しいコメディでもある!

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7.「モスクワは涙を信じない」 (1980年)

 このオスカー賞を受賞した映画は、モスクワに行き工場で仕事を見つける地方出身の女の子の物語だ。しかし、彼女は大きなキャリアを夢見ている。うっかり妊娠し彼氏に振られた後も彼女は懸命に働き、勉強を続け、本当に成功することができた。しかし、恋愛はどうだっただろうか?

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8.「信じられる?(別名:Love and Lies)」 (1981年)

 これは、最近転校した新しい学校でローマという男の子と付き合い始めるカーチャという高校生についてのメロドラマである。他のクラスメートが二人の関係をからかう中、両親はこの若い恋に反対し、二人を引き離そうとする。しかし、真実の愛を妨げるものは何もないはずである。

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9.「ふたりの駅」 (1983年)

 ピアニストが鉄道でソ連を旅している。小さな町の駅で列車が長時間停車している間に彼は昼食を食べようとレストランに向かう。そこの食べ物がひどかったため、彼は支払いを拒否したが、ウェイトレスは彼を帰らせなかった。彼女と口論している間にピアニストは電車に戻り遅れてしまう。そこで彼は次の電車が到着するまでの2日間駅に留まることになり、そのウェイトレスと急接近することになる…。

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10.「愛と鳩」 (1985年)

 ソ連の興行収入で大ヒットしたこの映画は、今でもロシア人の間で最も人気のある映画の一つであり、この映画のセリフはよく引用され、すでに慣用句になっている。小さな村に住む男は大きな夢を見ている。彼はペットのハトに多大なお金と時間を費やしていて、妻はいつも彼に怒鳴っている。ある日、仕事で怪我をした彼は療養旅行で海に行き、そこで興味深い都会の女性に出会う。しかし、彼らに何か共通点はあるだろうか?

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