ロシアの若手写真家の作品13選

 現在の若い世代の芸術家たちは何を見つめ、どのような美学を感じているのだろうか。タイプの異なる若手写真家の作品をピックアップした。

 ソ連時代にも独自の眼差しを持った多くの巨匠が存在した。しかし、多くの作品の中に共産党の路線、そして幸福そうな顔や大々的な建設作業、コルホーズ員、労働者などプロパガンダの要素が見え隠れしていた。 

 それに較べ、ロシアの新たな世代の写真家たちはもっと個人的なものをより多く取り込んでいる。内面世界に目を向け、自然や生命の意味を問いかけ、環境について思いをはせている。若手写真家が撮った、特にインパクトのある写真を16点ご紹介しよう。

イーゴリ・エルコフ、「奇跡の本」シリーズより、バーニング、2018〜2019年
ダリヤ・ナザロワ、「アロエ」シリーズより、すべての星、2020年
イリヤ・バトラコフ、「山」シリーズより、2010〜2017年
フョードル・コニュホフ、「ポスト・モスクワ」シリーズより、2019年
オリガ・ヴォロビヨワ、「Girl who used to be(少女だったころ)」、2016〜2018年
ニキータ・ピロゴフ、「僕と君」シリーズより、赤・金・空色のリョーシャ、2015年
アレクサンドル・ニコリスキー、「リフレクション」シリーズより、2015年
アーニャ・ミロシニチェンコ、「部屋」シリーズより、2019〜2020年
ダーシャ・トロフィモワ、「肢体」シリーズより、2020年
マリヤ・コジャノワ、「遠雷」
オリガ・マトヴェーエワ、「自画像#1」、2020年
アレクサンドル・ヴェリョフキン、「ポスト・ソヴィエト時代を見つめて」、2019年
マリーナ・イストミナ、「窒息」、2019〜2020年 

展覧会「ハーバリウム」は2021年2月24日からPENNLAB ギャラリーにて開幕 

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