男性像を使ったソ連のプロパガンダ・ポスター20選(写真特集)

カルチャー
ロシア・ビヨンド
 模範的なソ連人はどうあるべきとされたか――仕事とスポーツに勤しみ、祖国を愛さなければならなかった!

 ソ連ポスターは女性像を多用した。女性コルホーズ員や女性突撃労働者、母など、社会に活発に関わる女性たちの姿だ。それではソ連ポスターの男性像はどのようなものだったのだろうか。

 ソ連のプロパガンダ・ポスターで特別な位置を占めていたのが軍人だ。内戦時のポスターは赤軍に加わって革命のために戦うことを呼び掛けた。後には軍の力や戦争の英雄を讃えるポスターが現れた。

 プロパガンダの主要な課題の一つが、人々を集団化と工業化に導くことだった。ソ連の人々はコルホーズに参加し、工場で働き、皆で住宅(と明るい未来)を建設するよう促された。

 最もよく用いられたのが、指導者ウラジーミル・レーニンとヨシフ・スターリン、共産主義理論家カール・マルクス、フリードリヒ・エンゲルスだった。

 特に表現力に富んでいたのが第二次世界大戦中のポスターだ。最小限の言葉と描写で最大限の意図が伝えられた。

 ソビエトの男性はもちろん強く健康でなければならなかった。体育やスポーツ、トレーニングが奨励された。過食と飲酒は非難された。

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