1. アルカジー・プラストフ「初雪」
社会主義リアリズムの代表であるプラストフは、農村生活を題材に多くの絵を描いた。この作品では、彼は子供たちが初雪で喜ぶ様子を描いている。
2. イヴァン・シーシキン「冬」
19世紀ロシアの主要な風景画家の一人であるシーシキンというと、有名なチョコレート菓子に使われている、倒れた木に熊が載っている「松林の朝」が思い出される。この穏やかな冬の風景はハイパーリアリズムであり、この作品は作者のことを多く物語っている。
3. アレクセイ・サヴラソフ「冬」
サヴラソフは、春先の雪解けを描いた「ミヤマガラスの飛来」という絵画で最も有名だ。さて、この絵の季節ではミヤマガラスはすでに飛び去ってしまい、すぐには戻らないだろう。
4. コンスタンチン・ユオン「魔法使いの冬」
この芸術家は都市の冬の風景が特に大好きで、よく教会や修道院の雪に覆われた景色や風俗景を描いていた。ブリューゲルの絵によく似ているこの作品では、そりと馬、雪だるま遊び、雪合戦を見ることができる。ちなみに、多くのロシアの小学生は、この絵についての、人々がこの冬の日に何をして、何を考えているかについて想像してエッセイを書くという課題が与えられる。
5. アポリナリー・ヴァスネツォフ「モスクワのクレムリン」
ヴァスネツォフ兄弟は、妖精と歴史を題材にした絵の巨匠だった。この絵は、アポリナリーがモスクワにあった古代の木造クレムリンを想像して描いたものだ。
(クレムリンが石造になった時期と、どれだけの変化を経たかはこちらで見てみよう)
6. アルヒープ・クインジ「森の月明かり、冬」
クインジは光を驚くほどうまく用いた。それは月明かりも例外ではない。冬の普通の夜を魔法のような風景をしてしまったこの絵を見てみよう。
7. イーゴリ・グラーバリ「冬の朝」
グラーバリは、点描を実践した最初のロシア人芸術家の一人だ(絵がどれくらい小さなストロークとドットで描かれたかを見てみよう)。彼は、まるで一つずつ描いたかのような青白い雪が木を覆っている。
8. イサーク・レヴィタン「冬、村」
レヴィタンが好んでいた風景の題材は、夏の暑さの中のライ麦畑だ。しかし、彼は冬を描かなかったわけではない。人間の魂のように、自然は冬に死んでいるという多くの詩人が好んで用いた暗喩を引用して描いた彼の冬の絵は、暗くて物悲しいものだ。
9. ボリス・クストーディエフ「マースレニッツァ」
マースレニッツァを描いた絵なくして、冬の風景を想像することは不可能だ。マースレニッツァは冬の終わりを告げる大きく楽しい祝祭だ。そして、クストーディエフはこのお祭りの絵を描く名人だ。
10. ワシーリー・スリコフ「雪の町の占領」
19世紀、この国民的遊戯に参加した若者たちは、2つのチームに分かれ、雪で城壁を築き、雪だるまでそれを囲った。この人気のゲームはロシアのマースレニッツァで行われ、特にシベリアでは一般的だった。