振付師ボリス・エイフマン率いるロシアバレエ団がこの夏日本で出張公演

Reuters

 サンクトペテルブルクを拠点として活動するエイフマン・バレエ団がこの夏、日本で出張公演を行う。エイフマン・バレエ団は、振付師ボリス・エイフマンにより1977年に創設された。男性184cm以上、女性173cm以上という厳しい入団条件を突破した精鋭バレリーナ集団で有名だ。海外公演も積極的に行っており、今回は1998年以来21年ぶりの来日と、待望の出張公演となる。演目は「アンナ・カレーニナ」と、「ロダン~魂を捧げた幻想」の2作品。

 「アンナ・カレーニナ」は誰もが知るロシア文豪のレフ・トルストイの代表作。社交界の華であり貞淑な妻であった主人公アンナ・カレーニナが若き将校ヴロンスキーと燃え上がるような恋に落ちる。その許されざる恋に集まる家族や社会からの批判に直面して苦しむアンナの姿を描く。

 ボリス氏自らが台本も手掛ける「ロダン~魂を捧げた幻想」は、「考える人」等の名作を生みだした有名彫刻家ロダンと、彼の名声を裏で支えていたひとりの女性の存在を描く。

 2010年には、日本のバレエ団、新国立劇場バレエ団がボリス氏の「アンナ・カレーニナ」を上演した。ロシアメディアに対しボリス氏は、「今回、観客たちは本質的に全く異なる作品を観ることになるだろう。」と語った。また、前回公演時に受けた日本のおもてなしに感謝すると同時に、「日本のファンたちはバレエ芸術、そしてロシアバレエを再発見することになるだろう」と意気込んだ。

 出張公演は、今週末から、滋賀、静岡、東京の3都市で行われる。公式サイトはこちら

滋賀公演

演目:「アンナ・カレーニナ」

日時:2019年7月13日(土)15:00開演

場所:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

静岡公演

演目:「ロダン~魂を捧げた幻想」

日時:2019年7月15日(月、祝)15:00開演

場所:グランシップ中ホール・大地

東京公演

演目:「ロダン~魂を捧げた幻想」

日時:2019年7月18日(木) 19:00開演

   2019年7月19日(金) 19:00開演

演目:「アンナ・カレーニナ」

日時:2019年7月20日(土) 17:00開演

   2019年7月21日(日) 14:00開演

場所:東京文化会館

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