モスクワ中央競馬場において、8月11日に流鏑馬の実演が行われる。これは、在露日本大使館が、ロシア連邦スポーツ省と馬術連盟の協力を得て企画したものだ。流鏑馬の競技では、「小笠原流」の代表者たちが、馬を全力で疾走させながら、的めがけて鏑矢を放つとマスコミは伝えている。さらに、8月10日には、ヴェー・デー・エヌ・ハーを含め、モスクワのあちこちの野外スペースで、馬を従え、伝統的な甲冑に身を包んだ日本の武士たちの荘厳な行進が行われる。これらのイベントは、「モスクワ日本ウィーク」と「ロシアにおける日本年」の一環として開催される予定だ。日本の匠たちが登場した後には、ロシアの伝統的な騎馬芸「ジギトフカ」も披露される。
ロシアの新聞『モスコフスキー・コムソモーレツ』のインタビューに答えて、駐ロシア日本国特命全権大使の上月豊久氏は、このイベントに対し次のようにコメントしている。「ロシアには、鞍の上で武器を持ち回転する熟練の技が必要な技芸があることを存じております、例えば、ジギトフカですね。ロシアの皆さんが流鏑馬を気に入ってくださることを願っております」
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