モスクワで展覧会「日本より愛をこめて」:ロシアの画家イーゴリ・サクロフの作品

イーゴリ・サクロフ/国立東洋美術館

 モスクワのロシア国立東洋美術館で、今年の7月13日から8月5日まで、ロシアの画家・版画家イーゴリ・サクロフの展覧会が開催される。サクロフは、ロシアおよび外国の古典的作家、詩人(ニコライ・ネクラーソフ、セルゲイ・エセーニン、アーサー・コナン・ドイル、アーネスト・ヘミングウェイ)や、現代作家ではボリス・アクーニンの作品のためのイラストで知られる。

  ボリス・アクーニン(本名グリゴリー・チハルティシヴィリ)は、日本文学研究者で、三島由紀夫、安部公房などのロシア語訳をてがけたほか、帝政時代を舞台とした彼の推理小説『エラスト・ファンドーリンの冒険』シリーズは、大ベストセラーとなった。アクーニンはまた、大部のユニークなロシア史も書いている。

ボリス・アクーニンの日本関連作品のイラストなど

 展覧会「日本より愛をこめて」では、アクーニンの『ダイヤモンドの馬車』にもとづくグラフィック作品や応用美術などが展示される。『ダイヤモンドの馬車』は、明治の西南戦争直後の日本が舞台(ちなみに、この題名は真言密教の別名「金剛乗」に由来する)。

 展示作品は、紙のオブジェ、日本の扇や巻物、それにデッサン、油絵、書道、現代の印刷技術を組み合わせたコラージュなど。

 また展覧会では、ファンドーリンのテーマとした老舗「帝国磁器工場」の製品や、解剖図風にアクーニンの作品を描いた手作りの本も展示されている。

このウェブサイトはクッキーを使用している。詳細は こちらを クリックしてください。

クッキーを受け入れる