画像:Ilya Ogarev
英語にも、buy a pig in a pokeという諺がある。 「袋に入った豚を買う→よく見ないで品物を買う」という意味だ。しかし、上のロシア・バージョンに間違いはない。ロシア人は、同じ意味で、「袋に入った猫を買う」と言うのだ。品質を確かめずに当てずっぽうで買うということ。
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獲物を倍にしたい、一挙両得といきたい人のためには、この諺がある。でも、あなたは、この慣用句を「一石二鳥」の意味だとすでに知っているかも。
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「それが事の本質だ!」という意味。
これは、オーストリアの軍人、ジギスムント・アルステインとその愛犬の逸話にもとづく。あるとき、この犬は戦場で自分の生命を犠牲にして、主人の命を救った。ジギスムントは、忠犬の記念碑を建てた。時とともに、その場所は忘れられたが、そのかわりに、「犬が埋められている場所」という慣用句が人口に膾炙することに。
この諺はだから、もともとはドイツ語からの翻訳である。オリジナルは
“Da liegt der Hund begraben”。
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マジになるにはあまりに些細なことだ、という意味。英語で"a storm in a teacup"というのもある。この場合は、コップがティーカップになっているが。
ロシアにはまた、「蝿から象をつくる」という、古代ギリシャ起源のイディオムもある。有名な諺「モグラ塚から山をつくる」はこれと対をなす。
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大きな成功をおさめたり成果を上げたりしたときだけ、こういうことができるわけだが、成果の上に胡坐をかいて何もしなくなる、という悪い意味で用いられる。
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この諺は、省略なしだと、「恐怖は大きな目をしているが何も見えない」。強いストレスや恐怖にさらされると、瞳孔が広がり、目立つくらいになる。あたかも目が大きくなったように見えるわけだ。
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