東京のエルミタージュ展に20万人来訪

ニコラ・プッサン「エジプトにおける聖家族」、エルミタージュ美術館

ニコラ・プッサン「エジプトにおける聖家族」、エルミタージュ美術館

 「ロシアの季節」の一環として、東京・六本木の「森アーツセンターギャラリー」で3月18日~6月18日に開催された「大エルミタージュ美術館展」に、20万人強が訪れた。エルミタージュ美術館科学作業本部のゲオルギー・ヴィリンバホフ副本部長が、ロシアNOWにこれを伝えた。

ティツィアーノ、レンブラント、ルーベンス…

 この展示会では、ティツィアーノ、レンブラント、ルーベンス、スナイデルス、ロラン、ヴァトー、スルバラン、ムリーリョ、ゲインズバラなどのヨーロッパの巨匠の傑作85点が展示されていた。「この少数の名前をあげるだけでも、本展示会のレベルの高さがわかる。ほとんどが女帝エカテリーナ2世の時代に収集された絵画」とヴィリンバホフ副本部長。

 エルミタージュ美術館のコレクションは、ヨーロッパで知られている個人コレクションの選りすぐりだという。「エカテリーナ2世は、元在オランダ・ロシア大使のゴリーツィン公などの外交官のアドバイスに耳を傾けた」とヴィリンバホフ副本部長。

トマス・ゲインズバラ「青い服を着た婦人の肖像」、エルミタージュ美術館 / nullトマス・ゲインズバラ「青い服を着た婦人の肖像」、エルミタージュ美術館 / null

 

1日から名古屋市の「愛知県美術館」で

 東京に続いて、1日、名古屋市の「愛知県美術館」で開幕する。開催期間は9月18日までで、その後、神戸市の「兵庫県立美術館」で開催される。

 「ロシアの季節」では1年間、200以上のイベントが日本の42市で行われる。ロシアの有名な文化機関20以上が公演する。具体的には、ボリショイ劇場、マリインスキー劇場、エルミタージュ美術館、マールイ・ドラマ劇場、マリインスキー劇場沿海ステージ、モスクワ・フィルハーモニー・アカデミー交響楽団、ニクーリン・モスクワ・サーカス、A.S.プーシキン・ドラマ劇場、A.Y.ワガノワ・ロシア・バレエ・アカデミー、P.I.チャイコフスキー記念交響楽団(モスクワ放送交響楽団)、ロシア国立シンフォニー・カペラ、S.A.ゲラシモフ全ロシア国立映画大学、M.I.グリンカ全ロシア音楽文化博物館協会、国立コサック舞踊合唱団「スタヴロポリエ」など。

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