雨の日のモスクワ、おススメの過ごし方10のアイディア

Arthur Novosiltsev/Moskva Agency
どんな天気も、良いものだ。家から一歩も出ないで済むのなら、なおのこと。雨の日のモスクワで、後悔しない過ごし方をご紹介しよう。

1. 博物館探訪

 モスクワには、丸1日過ごせそうな博物館が多い。トレチャコフ美術館やプーシキン美術館で、時代と表現法の変遷を鑑賞するのも一興だろう。モスクワ・クレムリンの博物館群では、古い聖堂を訪ねたり、武器庫で戴冠式の華麗な装束や皇帝のレガリアを見て、歴史の奥深さを堪能できる。

2. モスクワリウムでシャチを鑑賞

 VDNKhの水族館モスクワリウムは、世界の海を見たいと願う人にとって絶好の場所だろう。1万2千種を越える海洋および淡水の生物が展示されている。タコのエサやり体験や、イルカ、シャチ、シロイルカが驚きのパフォーマンスを披露するショーもあり、その公開トレーニングを見学できる。

3. モスクワ・プラネタリウムで星に親しむ

 星空の世界に没頭してみよう。モスクワ・プラネタリウムではフルドーム映像で太陽系の星々を解説し、宇宙の彼方を疑似体験させてくれる。星雲の中を旅し、火星の砂漠をさまよい、土星の環の尾根を見る…まさに、ため息の出るような映像体験と言えよう。

4. ウォーターパークで遊ぶ

 モスクワには10数か所に屋内ウォーターパークがあり、お手軽に南国リゾート気分を味わえる。のんびりするも良し、スリリングなウォータースライダーを満喫するも良し。雨の多い秋のどんよりした天気を忘れさせてくれる、絶好のレジャープランだ。 

5. 映画スタジオ探訪

 スタジオの歴史を深く掘り下げるゴーリキー映画撮影所のツアーは、映画通をも唸らせる充実の内容だ。衣裳や音響など、映画製作に欠かせないスタジオの各部署の仕事も知ることができる。モスフィルム撮影所では、モスクワやサンクトペテルブルクの「旧市街」を歩いたり、スタジオを見学したりすることも可能だ。

6.「グム百貨店」を満喫

 ロシアを代表する百貨店が、歴史と伝統の「グム百貨店」だ。19世紀末にはヨーロッパ最大級の百貨店だった。赤の広場の建築アンサンブルとも巧く調和し、そのガラス天井の美しさで来館者を魅了している。ちなみに、「グム」は初めて定価が導入された場所でもある。現在の「グム」はショッピングに加え、レストランや映画館もあって、長時間滞在しても飽きない施設になっている。 

7. ロシア版ディズニーランドへ

 ドリーム・アイランドは、屋内アミューズメントパークとしてはヨーロッパ最大!子供から大人まで楽しめるアトラクションが目白押しだ。湖でボートに乗れば、岸には恐竜が。スリルの廃墟探検、滑空体験、古代遺跡の探索など、アトラクションは盛りだくさん。

8. モスクワ地下鉄ツアー

 モスクワ地下鉄の駅は、建築史に燦然と輝く1ページだ。雨の日は地下鉄駅で雨宿りついでに、ノヴォスロボーツカヤ駅の美しいステンドグラス、エレクトロザヴォーツカヤ駅のベンジャミン・フランクリン像を眺め、革命広場駅の彫像に幸運を祈り、モスクワ地下鉄で最長プラットフォームがある雀が丘駅を歩いてみるのも良いだろう。 

9. 喫茶店で暖まる 

 ゆっくりしたいなら、モスクワに数多い喫茶店やカフェが良さそうだ。秋には季節のドリンクをテーマにしたフェアが開催される店も多い。ハーブやベリー類を使った、身体の暖まるティーや温葡萄酒、スビテンなどがメニューに登場する。ちなみに、モスクワには独自のブレンディングレシピもある。紅茶にオランダ苺、もしくは黒スグリ、赤スグリ、バラのつぼみ、オレンジの果肉、ヤグルマギクやベニバナの花弁といった組み合わせである。

10. 最長のトラム路線に乗る 

 モスクワの各所に点在する名所旧跡を最も簡単に楽しむ方法は、路面電車の39号線に乗ることだ。地下鉄ウニヴェルシチェート駅から、チースティエ・プルーディ駅まで、18kmの区間。モスクワの歴史的地区や、ボリショイ・ウスチンスキー橋、コミッサリアツキー橋といった有名な橋を通過する。

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