1.ソヴィエツク
カリーニングラード州のソヴィエツクは、同州で2番目に人口が多い都市。リトアニアに接する国境の町でもある。
キーロフ州のソヴィエツクは、ウラルの小都市で、2つの河川が交わる位置にある。
2. ブラゴヴェシチェンスク
アムール州のブラゴヴェシチェンスクは、目の前の対岸は中国の黒河市である。また、シベリア鉄道の終着駅の1つでもある。
バシコルトスタンにも、ブラゴヴェシチェンスクがある。18世紀中ごろに精銅所を中心に成立した工業都市で、バシコルトスタンの首都、ウファの近くに位置する。
3.キロフスク
革命家セルゲイ・キーロフにちなんで命名された都市はムルマンスク州とレニングラード州にある。ムルマンスク州のキロフスクは極圏内、ヒビヌイ山脈のふもとに位置する。ロシアで最も人気の高いアルペンスキーリゾートの1つである。
レニングラード州のキロフスクは、サンクトペテルブルクの衛星都市。大祖国戦争中のレニングラード防衛戦にまつわる記念館がある。
4. プリモルスク
レニングラード州の小都市プリモルスクには、かつてはルター派教会だった、20世紀初頭の建築のマグダラの聖マリア教会がある。
カリーニングラード州のプリモルスクは、ロシアで最も小さい都市の1つ。こちらも、美しい街並みや建築が多く残されている。
5. クラスノスロボツク
この都市の名称は、“クラスナヤ”(美しい)と“スロボダ”(大村)という2つの語から成る。すなわち、美しい居住地、という意味であり、ロシアには2か所に存在する地名だ。
1つはモルドヴィアで、16世紀中期頃からその存在が知られている(1780年までは、クラスナヤ・スロボダと呼ばれていた)。
もう1つはヴォルゴグラード近郊。ヴォルガ川を挟んで対岸に位置する、同市の衛星都市である。1870年に誕生した都市で、こちらも当初はクラスナヤ・スロボダと呼ばれた。