ロシアの高層ビルトップ10(インフォグラフィック)

Konstantin Kokoshkin/Global Look Press
 ロシアの主要な高層ビルはそのほとんどがモスクワに集中しているが、もっとも高い建物はサンクトペテルブルクに建設されている。

10. ビジネスセンター、モスクワ・シティの「ナベレジナヤ・タワー」

  • 268.4 メートル

 このランキングに含まれる多くの建物は、他でもない国際ビジネスセンター、モスクワ・シティの高層建築である。モスクワ西部で巨大なビジネス地区の建設が始まったのは1996年で、現在そこにはオフィスビルや住宅など15の高層ビルが立っている。「ナベレジナヤ・タワー」は3つのビルから成り、その中でもっとも高いのが2007年に完成した「タワーC」である。建物の引き渡し後、2年にわたり、ヨーロッパで一番高い建物という称号を保持していた。

9. モスクワの「キャピタル・タワーズ」

  • 295 メートル

 2023年、クラスノプレスネンスカヤ河岸通りのモスクワ・シティからほど近い場所に、同じ高さを持つ3つの高級住宅用高層ビル、「リバー・タワー」、「シティ・タワー」、「パーク・タワー」が建設された。

8. モスクワ・シティの「モスクワ・タワー」

  • 301.8メートル

 「モスクワ・タワー」は、2つの超高層ビルで構成された「キャピタル・シティ」の中でより高い建物である。ビルは2009年に完成し、2011年まで旧ソ連圏でもっとも高い建築物であった。

7. モスクワ・シティの「ネヴァ・タワーズ」(タワー1

  • 302メートル

「ネヴァ・タワーズ」は2つのビルからできているが、いずれもロシアでもっとも高い建築物上位10位に入っている。「タワー1」は高さ302メートルで68階建てとなっており、オフィスと住宅を持つ多機能ビルである。建設作業は2020年に完了した。

6. モスクワ・シティの「ユーラシア・タワー」

  • 308.9 メートル

 コンクリート製のビルが並ぶモスクワ・シティで唯一の鉄骨ビルである。財政難により、ビルの建設には10年が費やされた。中には、オフィスのほかにホテル、レストラン、フィットネスジム、娯楽施設などが入っている。

5. モスクワ・シティの「マーキュリー・タワー」

  • 340.1 メートル

 このタワーは、建築物としても、またサービスのレベルの高さに対しても、権威ある国際賞を何度も受賞している。中には、オフィスやイベント会場などが入っている。地上75階に加え、地下5階の駐車場が備わっている。2014年に建設が完了し、その後、短期間ではあったがヨーロッパでもっとも高層ビルであった。

4. モスクワ・シティの「ネヴァ・タワーズ」(タワー2

  • 345メートル

 「ネヴァ・タワーズ」の2つ目のビル。345メートルの高さを持つこのタワーの建設は2019年に完了した。住宅用の高層ビルで、79階建てとなっている。

3. モスクワ・シティの「OKO

  • 354.1 メートル

 「OKO」は2つのビルから成る。2015年に完成したサウス・タワーはノース・タワーよりほぼ100メートル高い。またこのタワーには、ヨーロッパでもっとも高い展望台がある。

2. モスクワ・シティの「イースト・タワー」

  • 373.7 メートル

 この高層ビルは2017年までロシアでもっとも高い建築物であった。イースト・タワーは、2つのタワーで構成される「フェデレーション・タワー」に含まれている。なお、もう1つのタワー、「ウェスト・タワー」の高さは242.4メートル。

1. サンクトペテルブルクの「ラフタ・センター」

  • 462 メートル

 ロシアのみならず、ヨーロッパでもっとも高い建築物である。加えて、世界でもっとも北に位置する高層ビルでもある。ビルそのものは2018年に完成しているが、現在も内装工事が続けられている。

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