モスクワには世界的に見ても記録的な数の図書館がある。その数は実に500以上。その中にはヨーロッパ最大の蔵書数を誇るロシア国立図書館がある。図書館には4800万冊の本や学術書、雑誌が収蔵されている。このコレクションは、世界で2番目の大きさである。1位は米国の議会図書館で、蔵書数は1億6400万冊である。
ヘラジカは野生のイノシシとともに国立公園「ヘラジカの島」に住んでいる。タイガの動植物が備わった自然保護区そのものも非常に素晴らしいもので、市内に位置している。
中には歩いて周れる巡回ルートがあり、手頃な料金で、モスクワの手付かずの自然を目にすることができる。また自然保護区内にはヘラジカのバイオステーションがあり、より近くでヘラジカと触れ合ったり、その特性について知ることができる。
クレムリンの要塞の壁に多くの人々が埋葬されるようになったのは1917年の革命後のことである。国の要人や軍の指導者、それに作家のジョン・リードや日本共産党の創始者である片山潜など、共産主義思想の発展に寄与した外国人もここに埋葬されている。
現在、クレムリンの墓地には合わせて115の遺灰が埋葬されているが、この墓地のもっとも主要な見どころとなっているのがレーニン廟である。ここには今でも共産主義革命を率いたレーニンが横たわっている。
ちなみに、クレムリンは世界最大の博物館の一つでもある。その広さは28ヘクタールにものぼる。
モスクワ地下鉄の駅のアナウンスには、女性の声のものと男性の声のものがある。街の中心部から郊外に向かう電車、そして環状線の時計回りの電車では男性の声、逆に郊外から中心部に向かう電車、そして環状線の時計と反対回りの電車では女性の声が流れているのである。これは何よりも目の不自由な人ができるだけ地下鉄を使いやすくするための工夫である。
モスクワと白海を往復する観光クルーズが定期的に出航している。白海は北氷洋の一部である。
モスクワ川はヴォルガ川(最大の河川の一つ)の一部であることを考えれば、ロシアの北西部を水路で移動することができるというわけである。片道にかかる時間は6〜7日。クルーズ船では、白海の海岸までだけではなく、その海域にあるソロヴェツ諸島にも行くことができる。
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