レトロな列車は、エクスカーションのためだけでなく、ごく普通の郊外ルートをも走っている。
1 - 「ルスケアラ・エクスプレス」、ソルタヴァラ-ルスケアラ
山岳公園「ルスケアラ」までレトロ列車で行くことができる。車両は19世紀末のスタイルに作られているが、蒸気機関車の「ER」は1949年製の本物である。「ルスケアラ・エクスプレス」は毎日、ソルタヴァラと公園を往復している。
2 - 「セリゲル」、ボロゴエ-オスタシコフ
毎週土曜日と日曜日に、ボロゴエ駅(トヴェリから175キロ)から、蒸気機関車シリーズ「L」(1940年代末)に引かれた郊外電車が出発する。運転士と車掌らは、当時の制服に身を包み、古いデザインの切符も売られている。復路で列車は、古い駅であるクジェンキノ博物館で25分間、停車する。
3 – バイカル周回鉄道
世界でもっとも深い湖に行くには、さまざまなアクセス方法があるが、おそらくもっともロマンティックなのが、この1940年代の蒸気機関車のついたエクスカーション列車に乗っていく方法だろう。列車は、朝、イルクーツク鉄道駅を出発し、いくつかの駅で停車しながら、バイカル周回鉄道を走る。
4 - 「3世紀」、ヤロスラヴリ-ルィビンスク
毎週土曜日、モスクワからレトロ列車が黄金の環のヤロスラヴリとルィビンスクに向けて出発する。これは、中心部にある商店のすべての看板が革命前のスタイルで統一されている町である。40人以上のグループが集まれば列車は運行される。
5 - 「ウラル・エクスプレス」、エカテリンブルク-ヴェルフニャヤ・プィシマ
この旅ではエカテリンブルク郊外の軍事・民間技術のユニークな博物館を訪ねることができる。この博物館は、世界で最大のものの一つである。
食堂車で出されるウラルのピロシキ(シャニギ)、ペリメニ、ピローグ(パイ)などが旅をより快適なものにしてくれる。