1. ソロヴェツキー諸島(アルハンゲリスク州)
この島に旅行に行くには、いまは海路を使うしかない。白海に浮かぶソロヴェツキー諸島は、6つの大きな島と100以上の小さな島から成っている。ソ連時代、この島にある中世の修道院の中に特殊収容所が置かれていた。現在、島は「人類の歴史上、重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例である」としてユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産に登録されている。
2. チクシ村(サハ共和国)
チクシは、ラプテフ海ブオルハヤ湾岸にある村である。2010年の国勢調査によれば、人口は5,063人。5,000人以上の人口を持つロシア最北の村である。
3. ジリ=ス渓谷(カバルダ・バルカル共和国)
カフカスの主要な山脈エルブルスにある渓谷は熱水泉と滝がたくさんあることで知られ、世界中の観光客を集めている。
4. パヴロフカ村の冬のタイガ(バシコルトルスタン共和国)
パヴロフカ村はバシコルトルスタン共和国のウファ川の畔にあり、深い森とバシコルトルスタン最大の貯水池に囲まれている。
5. ヴィリュチンスキー火山(カムチャツカ)
カムチャツカはそのこの世のものとは思えないほど美しい景色で多くの人々を惹きつけている。カムチャツカには30の活火山と160の死火山があり、その多くはヘリコプターからしか見えない。
6. ユグラ沼(ハンティ・マンシ自治管区)
フランスが1つ入りそうな面積を持つユグラのほぼ3分の1が沼である。沼はこの地域の宝であり、毎年、ここには世界中から湖沼研究者らが集まっている。
7. 白海(カレリア共和国)
白海はその水の色か霧の色からそのように名付けられたと言われている(あるいはかつての名称の翻訳借用であるとも)。しかし、海自体はいつも白いわけではない。
8. マガダン州の丘
マガダン州の地形は山や山脈、丘が特徴的である。丘は街の近くにあり、地元の人々はこの丘に登るのを好んでいる。しかし、天気が悪い日に丘に登るべきではない。この地域の気候は非常に厳しい。
9. ツィムリャンスコエ貯水池(ヴォルゴグラード州、ロストフ州)
ドン川流域の人工湖は1952年のダムによって作られた。
10. 鉄鉱石の採掘場(ベルゴロド州)
レベジンスキー・コンビナートは最大規模の採鉱・選鉱コンビナートである。採掘場の幅は5㌔、深さは600㍍。これまで2度、ギネス世界記録に登録されている。
11. エリトン湖(ヴォルゴグラード州)
ヨーロッパ最大の塩湖であり、世界でも最大規模のものであるエリトン湖は、ロシア南部、カザフスタンとの国境近くに位置している。
12. ボリシャヤ川(イルクーツク州)
ボリシャヤ川は、アンガラ川の支流であり、バイカル湖から流れ出す唯一の川である。
13. タタルスタン共和国の草原
タタルスタンはロシア・ヨーロッパ部の中心の平野にある。そこでその景観は、花が咲き乱れ、瑞々しい谷が織りなすおとぎ話の絨毯のようである。
14. 川の合流点(チュメニ州)
チュメニ州は広大である。北は北氷洋から南は国境線まで、ロシア全土を横切る唯一の地域である。
15. ソロンチャックの間の道(カルムィク共和国)
緑の草原や勢いのある川以外のものをカルムィク共和国で見つけるのは難しいことであるが、凍りついた湖に似ている大きなソロンチャック土壌には感銘を受ける。
16. バルハン=砂丘(北カフカス)
サルィクム砂丘はユーラシアでもっとも高さのある砂丘であるだけでなく、世界で2番目に高い砂丘である。これより高いのは、サハラの砂丘だけである。夏、気温は60度まで上がる。
17. 凍ったレナ川(ヤクート・サハ共和国)
ここにはシベリアの永久凍土帯についてのロシアとドイツの研究拠点となる極地観測基地がある。