ロシアを横断するシベリア鉄道の旅について考えるときに最初に思い浮かぶものは何だろうか?
恐らく、それは7日間ぶっ通しで列車に乗る悪夢と、窓から見える無限に続くタイガだろう。
しかし、ジャーナリストのマリーナ・ドゥムホフスカヤと写真家のゲオルク・ウォルナーは、乗客がこの長い旅に飽きることは決してないと主張している。
モスクワからウラジオストクまでの旅を終えた後、このジャーナリストは旅についての話と写真を取り上げた「Mesto47」というプロジェクトを作った。
居心地の良い小さな村、教会、ソビエト時代から残る鉄道のプラットフォーム、雄大な川。これらは、あなたが遭遇する美しさのほんの一部でしかない。
「これは今まで見た中で最もユニークな「テレビ番組」です」とマリーナは話す。
窓から見た最も壮観な景色の一つに、信じられないほど美しい夕日があると、彼女は言う。
「最初、あなたはコンスタントに写真を撮るでしょうが、しばらくすると、この美しさに慣れ、会話と風景を楽しむだけになるでしょう」とマリーナは付け加えた。
シベリア横断の旅に乗り、マリーナは瞑想さえ思い出した。この無限に続くレールの眺めは、車輪の騒音だけではなく、穏やかさをもたらす。
森からクマが現れるのを待つだけでなく、お茶を飲みながら聞く旅人仲間の話も面白い。
シベリア横断鉄道に乗った乗客からマリーナとゲオルクが聞いた話を特集したポッドキャストを聴くことができる。このリンクをたどると、列車の窓から見たさらに多くの写真を見ることができる。