仏教で最も普及しているマントラの一つ、「オム・マニ・ペメ・フム」が、ロシアのトゥヴァ共和国に石で刻まれている。これはこのマントラの世界最大の図像だ。
「オム・マニ・ペメ・フム」の別の図像が、ロシア連邦ブリヤート共和国の山中にキリル文字で再現されている。同共和国は伝統的な仏教地域だ。
この高さ33㍍の摩崖仏は、ロシア最大(世界でも最大級)のものだ。ブリヤート共和国バヤンゴル地区付近の岩に彫られている。仏陀の顔はふつう南を向いているが、この仏陀はモスクワのほうを向き、ロシアに平和と調和をもたらすことを目的としている。
ロシアのもう一つの仏教地域であるカルムイク共和国では、最近新しい黄金の仏像がお披露目された。高さ12.5㍍で、ヨーロッパ最大の仏像と言われている。
地元の人はこれを「グラフィティ仏陀」と呼ぶ。縦15メートル、横5㍍のグラフィティが見られるのは、ワシリエフスキー島(マールイ大通69番b-1)だ。このフレスコ画の最も興味深い点は、これが仏陀というより、むしろ母なる大地の寓意であるということだ。1990年に米国人とロシア人のアーティスト集団によって描かれた。東西共同プロジェクトの最初期の一例である! 心なしかメキシコの壁画に似ていないだろうか。
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