ロシア黄金の環における7つの不思議な博物館旅行

スプーン博物館
 地球を支えるネズミからコートを着たウマまで、これらの博物館はあなたが訪れるのを待っている。

 有名な黄金の環の観光ルートには、ヤロスラブリ、コストロマ、ウラジミール、スーズダリや、それらの周辺の古代ルーシの時代から存在する都市が含まれる。しかし、地元の歴史や工芸品に関する伝統的な博物館に加えて、多くの非常に珍しい展示物も見ることができる。

 

1. ネズミの部屋博物館、ムシキン

 ネズミはこの町のシンボルであり、この町の名前ムシキンも、げっ歯類に由来している。この町のいくつかの博物館はネズミについてのものだ。最も有名なのは、世界中から集められたおもちゃのネズミを展示する博物館だ。

 しかし、この博物館は奇妙なのだ。博物館の中はネズミの皇帝が住む宮殿になっている。入城すると、「ワールドマウスマネージメントセンター」(こちらの世界で言う展示物)にたどり着き、げっ歯類が地球にとってどれほど重要であるかを学ぶことができるようになっている。

 現地ガイドさえも人間がネズミの子孫であることを確信しているのだ!

場所: Nikolskaya St. 4

「コートを着たウマ」博物館、ペレヤスラブリ・ザレスキー

 現代的な感覚で言えば、この博物館はかなり農民的なデザインになっている。例えば、田舎の女の子がおしゃれかどうかを判断する基準が、ファッショナブルな糸繰り車を持っているかどうかだったことを知っているだろうか?

 博物館の考案者は、田舎の家から集められた流行の家財道具を展示することで、ただ貧しく飲酒しているだけの農民のイメージを覆そうとしている。しかし、なぜこの博物館は「コートの馬」と呼ばれているのだろうか。それは、馬は生命の象徴であり、なぜそうであったのかをこの博物館で学ぶことができるだろう。

場所: Konnaya St. 17

3. ケトル博物館、ペレヤスラブリ・ザレスキー

 ペレスラヴリ・ザレスキーの別の奇妙な博物館は、派手な色のフェンスの奥にある。この町で最も人気のある博物館の1つであるケトル博物館では、「私たちは幸せで沸きたっている」、「ティーポットにはウェブサイトがありません」、「カメラを持たないで入館することは許可されていません」などの面白い標識で観光客を出迎える。中に入ると、海軍が使っていたやかん(激しい揺れでも水を沸かすことができる)や、やかんとサモワールのハイブリッドポットなどの、約150の異なるティーポットを見ることができる。さらに、シュガートング、カップホルダー、お菓子を入れる骨董品の箱など、お茶用の家庭用品が展示されている。

場所: Podgornaya St. 94

4. ずるさと利口さの博物館、ペレヤスラブリ・ザレスキー

 この博物館には、古代の面白い家庭用品が含まれている。たとえば、古代ルーシ時代のキッチン用品や小さな衣類用のアイロンなどが展示されている。見学しているとすぐに、一番ここで面白いものはこれらの展示品を説明するガイドの話自体だとわかるが、ガイドは機嫌が悪いなら説明時間が短くなる。

場所: Sovetskaya St. 14

5. スプーン博物館、ウラジミール

 この美術館の考案者は、スプーンが多すぎるなどとは考えていないのだ。この珍しい展示には、イギリス、アメリカ、ロシア帝国、その他多くの国(古代エジプトの食器さえある!)のビンテージスプーンが含まれる。 ファベルジェが作ったスプーンも展示されている。

場所: Oktyabrskaya St. 4

6. ロマノフ羊博物館、トゥタエフ

 この町トゥタエフの昔の名前はロマノフ・ボリソグレプスキーであり、現在のこの町は二つの町が一緒になって形成された。この町の「特産ブランド」はロマノフ羊であり、この品種からロシアのフェルトブーツであるワーレンキや冬服を生産するのに必要な温かくゆったりした羊毛が作られる。ここで、この羊の歴史、生態、そして本物を見ることができるのは何も不思議ではない。

場所: Lunacharskogo St. 40-A

7. 神話と迷信の博物館、ウグリチ

 この珍しい博物館は、農民の小屋風に作られた家の中にある。有名な(そして忘れられていた)スラブのおとぎ話のキャラクターがここに集まっている。ババ・ヤガ、ボデャノイ(水の精霊)、悪魔など…子供たちにとって怖いものすべてがここにある。これら妖精たちの展示の他に、農村の家庭用品の展示品も見ることができる。そしてこれらの品が儀式、迷信、悪霊とどのように関係しているかを知ることができる。恐ろしい!

場所: January 9th St. 40

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