2018年9月、雑誌「Vogue」に、典型的なロシアの郊外とアルハンゲリスク州チキンスカヤ村の雰囲気ある木造教会の前で撮影したモデルの写真が掲載された。これから写真愛好家たちがロシアに押し寄せることを予想して、セルフィーでも素晴らしい写真が撮れる場所をまとめて紹介しよう。
毎年、極東にあるアルチョム火力発電所近くのカラシノ湖は一面、赤いハスの花で覆われる。その美しい自然と産業施設とのコントラストは絶妙だ。そこにキラキラした瞳のモデルとゴーシャ・ルブチンスキーの最新のTシャツがあれば完璧である。
2,000年前、ここにイランの遊牧騎馬民族アラン人が住んでいたなんて信じられるだろうか?彼らはここに豪華な墓を残した。墓地でファッション写真を撮るというのが来年のトレンドになるのは間違いない。
ロシアのジョークに「白樺の木を抱きしめることほどロシア的なものはない」というものがある(そこで泣き、同時に母国を思うのにも最適である)。雪が溶け、あらゆる生が溢れだす春の白樺林は、美しい光の反射の中でドラマティックな写真を撮る完璧な場所だ。
次のラグジュアリーな週末のチェックリストは次の通り。
写真家クリストファー・ハーウィグは何年も前から旧ソ連圏に残る独創的なバス停を探し、写真に収めている。こちらはイワノヴォ市のバス停だが面白いバス停はこれだけではない。この巨大でおしゃれなバス停で、まるで本当にバスを待っているかのように写真家にロマンティックな眼差しを向けてみよう。
エニセイ川のそばにあるこの発電所ほど想像力をかき立ててくれる場所はない。巨大で実に美しい産業施設である。インスタグラムにパーフェクトな写真を撮るための行列に並ぼう!
ファッション写真だけでなく、『ゲーム・オブ・スローンズ』はここで撮影されるべきである。コンセプトとそれに適した秋冬コレクションのドレスはもう思いついたでしょうか?
「Vogue」の木造教会の写真が気に入ったという人にオススメしたいのが、この圧倒的なロケーション。人がいない、正教の、ミステリアスな場所・・・。めまいのするようなアングルのショットは川岸からかそれとも俯瞰がベストか?
白粉やグレーのウィッグは必要ない。今は誰も住んでいないヴォロンツォフ=ダシコフ邸を所有していたかつての貴族たちはカジュアルな服装など我慢ならないだろうが、ここを背景にした今どきのファッションは素晴らしいコントラストになること間違いない。
このリストでソ連の魅力を外すわけにはいかない。この5階建てのアパートはモスクワでも地方でもどこでも見つけることができる(ただし現在、建て替えのための撤去作業が進んでおり、以前より少なくなっているので、急いだ方がよい)。ちょっと陰鬱な背景は物思いに沈んだとっておきの写真にぴったりだ。
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