サプサン

AP
この高速電車はロシアの二大都市、モスクワとサンクトペテルブルクの間を一日に十数回往復している。ジーメンス社がロシア専用に開発したこのロシア最速の列車は時速250キロメートルまで加速する。その名はハヤブサから来ており、列車もそのような外見だ。スリムでタカのようなこの列車は、モスクワからサンクトペテルブルクまでの道のりを楽しい小旅行にしてくれる。
アレグロ

Legion Media
高速電車アレグロは、サンクトペテルブルク―ヘルシンキ間を往復する列車だ。この列車は最近の高速列車らしくない外見だが、時速200キロメートルまで加速し、移動時間を3時間半にまで短縮した。側面のストライプがこの列車に独特のデザインだ。
ラストチカ

コンスタンチン・ココシキン撮影 / Global Look Press
この赤とグレーの通勤列車はロシアの広大な鉄道網における本物の働き馬だ。ラストチカ(ロシア語でツバメ)はモスクワやサンクトペテルブルク、ソチ、クラスノダール、エカチェリンブルクやロシアのその他の諸都市から運行している。赤とグレーのデザインのこの列車は見つけやすく、心地よい内装は一度乗ったら忘れられない。
ストリジュ
ラミーリ・シトディコフ撮影 / Sputnik
ストリジュは、ロシア国鉄のために設計されたスペイン製の列車タルゴのロシアでの名称だ。太さの異なる二本の線――幅の広い青の線と細い赤の線――が車体を彩っている。ストリジュはロシア語でアマツバメという意味。
イリヤ・ピタレフ撮影 / Sputnik
イヴォルガ
Xenotron/Wikipedia
イヴォルガはニシコウライウグイスの意。このロシア製の列車は虫のような顔をしていて、青い波線で鮮やかに彩られている。そしてこれがカバーを“開く”時は・・・。見ないほうが良いかも。
Wikipedia/A.V.ベロフ撮影
シベリア鉄道ゴールデンイーグル号
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豪華で高価で贅沢。こうした点がこの驚くべき列車の特徴だ。シベリア鉄道の旅を夢見ている人は、このオプションも考慮に入れておこう。外装の高級感では劣るものの、内装はオリエント急行のレベルを目指している。しかしツアーのお値段はまさに恐怖。インペリアル・シートでの乗車料金は30895ユーロ(約420万円)、シルバークラスのシートだと15395ユーロ(約209万円)だ。
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レトロ列車
Legion Media
たくさんの蒸気とゆったりとしたペースが、モスクワ州の町と町の間を走るこのレトロ列車の特徴だ。もし歴史に潜り込む心の準備ができていなければ、ヴァーチャルツアー・ウェブサイトにてご覧あれ。
ソチ2014
アルツール・レベデフ撮影 / TASS
モスクワからソチまでの二階建て列車?お安い御用。この工学的解決策はロシアではまだ他の国々ほど一般的ではないため、ソチ2014号はその存在自体が魅力だ。この列車は赤と青で塗られ、ソチオリンピックで用いられた“ホフロマ”のデザインが施されている。
博物館列車
コンスタンチン・チャラボフ撮影 / Sputnik
これは便利な列車ではなく、動く博物館だ。ロシア中を走り回り、ロシアの鉄道の歴史を乗客に物語ってくれる。各車両が異なるデザインをしている。もし滞在先の街でこの列車を捕まえられなければ、ビデオ・ツアーでどうぞ。