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アーロン・ケネットさん、アメリカ&イスラエル、21歳、近々ウラジーミル市で英語教師を務める
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モスクワに来る前は、ニューヨーク市がひどくなった街だと想像していた。非人間的なビジネスマンが日々の業務をかきわけていて、傲慢な政治家が地下活動をコントロールしていて、詐欺師が通でたむろしていると思っていた。
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すぐに周囲の美しさに強い感銘を受けた。ユーリ・ガガーリン像であろうと、チストィエ・プルドィ駅であろうと、必ず称賛に値する一定の美しさがある。人も地下鉄で優しくて親切だった。
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菊池聖花さん、21歳、筑波大学、ノボシビルスク大学の留学生
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ノボシビルスクの中で、アカデムゴロドクは研究学園都市だと聞いていたため、つくば市のようなイメージを持っていた。また、シベリアはすごく寒いんだろうなと思って、日本からあたたかい服や靴を持っていった。日本人にとってあまり馴染みが無い所だから、情報が少なく未知な場所だった。ロシアは、モスクワ、サンクトペテルブルグ、カザンに行ったことがあるが、ノボシビルスクはこれが初めて。ノボシビルスク大学を留学先に選んだのは、まだ筑波大からだれも留学していないから、ヨーロッパ側のロシアとは違う、シベリアのロシアを知りたかったから。
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アカデムゴロドクの印象は、想像とあまり違わなかった。ただ、こちらのほうが自然豊か。外国は危ないというイメージがあるが、アカデムゴロドクは本当に安全できれいな街。一方ノボシビルスクは都会的で、新しい街だなと思った。一番ノボシビルスクらしい場所の1つは、オペラ・バレエ劇場だと思う。他の有名なオペラ・バレエ劇場と違って、ソ連時代に建てられたものだから、内装が全然ちがう。
冬の寒さは覚悟していたから仕方ないなと思ったが、夏の暑さにびっくりした。虫も多い。いつも街を歩いてたくさん刺される(笑)。
3. ニジニ・ノヴゴロド
アンドレイ・ミンドリュコフ撮影
イェルケ・フェルスホールさん、37歳、オランダ高等教育国際機構ネソ・ロシア代表
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ニジニ・ノヴゴロドはソ連時代にゴーリキーという名前の閉鎖都市だったということを、読んで知った。ボルガ川流域に位置し、美しいクレムリンがあるということ以外、あまり知らなかった。
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良い天気、旧市街に感動した。だが、美しい木造建築の一部は今すぐにでも改修が必要だということが明らかだった。人はとても優しかった。これが一番大事。
タス通信/ユーリイ・スミチュック撮影
ジョナサン・ブライスデルさん、アメリカ、26歳、ユーラシア・アナリスト
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ウラジオストクに出発する前は、「グランド・セフト・オートIV」ゲームのイメージしかなかった。
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ウラジオストクはスラヴのヒルビリーのちょっとだけ忘れ去られた開拓地というだけじゃない。アジア文化との素晴らしい交差点。北朝鮮レストランで食事したり、日本酒をグイッと飲んだり、ソ連潜水艦C-56で泊まったり、街の美しいパノラマを楽しんだりできる一方で、古い要塞で高射砲を構えたりできる。ウラジオストクには何でもある。
5. サンクトペテルブルク
Russian cities for foreign tourists: Expectations vs reality / Lori/Legion-Media
ランディアン・レイションさん、アメリカ、29歳、ジャーナリスト、ジョンズ・ホプキンス大学高等教育管理者
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一緒に夏を過ごしたボランティア団体が、最初の行き先をキャンセルしたため、未知の白夜とキリル文字の地に行くことになった。
後
サンクトペテルブルクにすごく魅了されて、10代の残りの夏をこの街と郊外で活動しながら過ごすことになった。文学的、建築的な諸所が、サンクトペテルブルクにさらにやみつきにさせた。西側への窓と呼ばれるこの街は、私の残りの人生への窓になった。
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