黒海沿岸のソチ(モスクワから1695キロメートル)、クラースナヤ・ポリャーナにあるリゾート地ローザ・フートルは1年中ツーリストを受け入れている。12月から4月にかけては山スキーとスノーボード、そして夏にはバギーツアー、そして標高2320メートルでのヨガなどが楽しめる。
ローザ・フートルスキー場=ニナ・ゾチナ/ロシア通信
ドンバイスキー場は3つの川の合流地点に広がる山間の平原にある標高1650メートルのリゾート地。このリゾート地でもっとも高いムサ・アチタル山(標高3012メートル)にはさまざまな難易度の10のコースが設置されているほか、山の傾斜にはUFOそのものの形をしたホテルが建てられている。
またこの庶民向けのドンバイの斜面と、より高級感のある122キロメートルの直線コースを備えたクラースナヤ・ポリャーナのコースを比較したいなら、ヘリコプターツアーで1日あれば行くことができる。
プリエルブルシエ(エルブルス山麓地帯)南部にある山スキー公園チェゲトは11月から5月まで営業している。1960年代にオープンしたこのチェゲトは、もっともエクストリームなスキー場としての評判を得ている。傾斜の角度は45度に達する上、圧雪車は走っていない。雪を平坦にするのはスキーヤー自身で、その結果高さ2メートル小丘がいくつも出来上がっている。
山スキー公園チェゲト=デニス・アブラモフ/タス通信
整備されたコースのない難易度の高い傾斜にチャレンジする人には素晴らしいご褒美が待っている。ロシアで最も高い山エルブルス(標高5642メートル)を見ることができるのである。
ソボリナヤ山スキー場=アレクセイ・クデンコ/ロシア通信
標高1004メートルのソボリナヤ山はバイカル湖南岸に位置している。その斜面には同じ名称のスキー施設があり、11月から5月初旬まで7ヶ月にわたって観光客を受け入れている。ソボリナヤ山への最短のアクセスは飛行機でイルクーツクまで行く方法だが、もっとも印象に残る方法と言えばバイカル・アムール鉄道の列車でのアクセスである。
ボリショイ・ヴジヤヴルスキー場=レフ・フェドセエフ/タス通信
ボリショイ・ヴジヤヴルはまさにそこに行くだけで冒険といえる。というのもリゾート地は北極圏内のヒビヌィ山脈(モスクワから1700キロメートル)の麓に位置しているからだ。ヒビヌィ山脈では冬はマイナス35度より暖かくなることはほとんどなく、年間のうち250日は積雪がある。しかし4月には晴れた明るい天気の中、オーロラの光の中でスキーを楽しむことができる。
ソーネチナヤ・ドリーナスキーば=アレクサンドル・コンドラチュク/ロシア通信
ウラル南部ミアス市(モスクワから1696キロメートル)にある小さなスキー施設。230メートルの高さからの傾斜、緩やかな斜面は初心者にぴったりだ。スキーやスノーボードのほか、乗馬やハスキーの犬ぞりも楽しめる。
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