写真提供:flickr/mr.letof
1.世界最大の大学の建物
モスクワ大学の本館は、大学の建物としては世界最大だ。32階建てのその高さは240m。内部には、厖大な数の教室、事務室、何らかの機械、設備の設置されている場所など、約4万の部屋がある。
2.最大の正教会
やはりモスクワにある救世主ハリストス大聖堂は、世界最大の正教寺院だ。高さは103m。面積は8000㎡。付属の建物、施設などを合わせると総面積は7万㎡におよぶ。
3.世界最長の市電
ロシアの北方の首都、サンクトペテルブルクは、2002年度のギネス世界記録によれば、世界最長の路線電車網を有しており、2600の市電が、64の路線を走っている。総延長は690kmに達する。今年、同市の市電は創設105年を迎える。
4.一番寒い村
世界で最も寒い集落は、サハ共和国のオイミャコンだ。ここは、2つの山並みに挟まれた低地なので、冷気がいつもこの谷間を覆っている。1月の平均気温は摂氏-50度。-70度まで下がることもしばしばある。
5.最もぶっちぎりの選挙
政治関連の記録をもっているのが、ロシア連邦の初代大統領、故ボリス・エリツィン。1989年3月、彼は、人民代議員大会選挙にモスクワ選挙区から立候補して当選し、政界復帰を果たしたが、モスクワ選挙区では、472万6 112票を獲得し、他の候補は、全部合わせても、40万票にも達しなかった。これは今に至るも、世界で空前絶後のぶっちぎりの勝利となった。
6.日刊新聞の発行部数
日刊新聞「コムソモリスカヤ・プラウダ」は、1990年5月には2200万部発行された。これは未だに、日刊新聞としては世界最大の発行部数だ。1925年に創刊されたこの新聞は、レーニン勲章の最初の受章者でもある。同紙は今でも、ロシア最大の発行部数を誇り、これに敬意を表して、2000年に発見された新種の甲虫は、Boreaphilus komsomolkaeと名付けられた。
7.最高値の魚
史上最も高額な魚もロシアで獲れている。80年前、チーハヤ・ソスナー川(中央連邦管区のベルゴロド州に位置)で漁師たちは、重さ1227kgのチョウザメを捕獲した。キャビアも245kgも取れて、現在の価格にして28万9000ドル(約2890万円)で売れた。
8.ラグビー史上最悪の大敗
スポーツでも記録はある。2000年のラグビー・ワールドカップ予選でロシアは、オーストラリアに対し、ラグビー史上最悪の大敗を喫した。スコアは4 : 110。以来、ロシアはこの国に全敗を続けている。
9.世界最強の男たち
「ロシアのボガトゥイリ(勇士)たち」は、体重125kg以上の大男3人組で、ゴム製湯たんぽを風船のように膨らませたり、電話帳を手で引き裂いたり、フライパンをクルクルと筒状に丸めたり、金属棒を環にしたりする。彼らの怪力は、ギネス世界記録に5回載っている。最近の記録としては、2011年に、背中に両手を回し電話帳を10冊、3分間で引き裂いた。また、1分間で24本の鉄骨を曲げた。
10.最も参加者の多いビデオ会議
ロシアのプログラマたちが2011年に開発した高性能プログラムのおかげで、インターネット上で大人数のビデオ会議を行うことが可能になった。そのデモの会議は、「多数のリソースに素早くアクセス」と名付けられ、7つの連邦管区と海外から、総数12012~14248人が参加した。このイノベーションは、多くのロシア企業、官公庁、一般ユーザーの関心を引いた。
11.湖と言えば
シベリアのバイカル湖は世界最深で、現代の尺度で1642mの水深がある。2位は中央アフリカのタンガニーカ湖で、最大水深は1470m。バイカル湖はまた、地球最古の湖でもあれば(2000万~2500万年前に形成されたとされている)、淡水の地球最大の“貯水池”でもある。もし、この湖の水を、ロシア人一人ひとりに分配したとすれば(ロシアの人口は約1億4200万人)、一人当たり、鉄道の液体輸送タンク(60トン)が2773両ずつ行き渡る計算になる。
12.地球最大の森
ロシアには、地球最大の森、シベリアのタイガがある。この針葉樹林は、ヨーロッパ・ロシアから始まり、ボルガ上流域とフィンランド湾から東へ、ウラル、アルタイを遥かに越えて、西シベリア、東シベリアをまたぎ、極東の一部へと広がっている。このタイガは長さにして9000kmにおよび、ロシアの国土の45%を占め、世界の森林の20%以上に相当する。
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。