ロシアに新婚旅行?

Lori/Legion Media撮影

Lori/Legion Media撮影

新婚旅行はロシアに行こうと私が言ったら、婚約者のジェニファーは本気にしなかった。バハマやモルジブ、または最悪カンクンなら、安くて、行きやすくて、すべて込みだし、誰でも英語を話せる。そして温かい!だが私は本気だった。私の未来の妻は、私が生まれた国を見るべきであると。ほんの少しでもロシア語を知っていれば、他の新婚カップルのツアーとは違う、オリジナルなツアーを見つけることもできる。私はぴったりの企画を求めてインターネット上でさまざまなロシア語のサイトを探し、誰にでも合いそうな新婚旅行先をいくつか見つけた

モスクワ

歴史が凝縮された首都

 4日から

 1日100ドル(約1万円)から

 首都は人を飽きさせない。ロシア正教会がモダニズム時代のソ連の建物と並び、スターリン時代の高層建築物やソ連の構成主義が、帝政ロシア時代の邸宅や歴史的建築物と一つになっている。旅行業者はモスクワ川のロマンチックな水上バスの遊覧、世界でもっとも美しいと考えられている地下鉄の観光、世界美術の傑作が展示されている有名なプーシキン美術館の見学、ボリショイ劇場の皇帝席の観覧券、オスタンキノ・テレビ塔の最上階の見学とそのパノラマ・レストラン「第7天国」での夕食や、スターリン高層建築の尖頂のレストランでのロマンチックな食事などを提案している。

 

サンクトペテルブルク

ロマンチックなムードただよう街

Lori/Legion Media撮影

 3日から

 1日70ドル(約7000円)から

 サンクトペテルブルクは今年、アメリカの大手旅行サイト「トリップアドバイザー」で、「旅行者が選ぶ2013年世界旅行先上位25位」の20位に選ばれた。ロシア人が北の首都と呼ぶこの街は、ロシアでもっともロマンチックと考えられている。宮殿の建築、フィンランド湾、帝国のなごり、100年の歴史の息吹を街のいたるところで感じられる。美しい河岸通り、可動橋、広々とした大通りを楽しむことができる。馬車の観光、小型飛行機や気球での上空飛行、ネヴァ川のボートの遊覧、おしゃれなレストランでの朝食など、空気中にフェロモンを感じる街のさまざまな観光要素は、ロマンチックな新婚カップルを魅了するだろう。

 

シベリア鉄道

豪華列車の旅でロシアを丸ごと満喫

Lori/Legion Media撮影

 20日間

 1人1万ドル(約100万円)から

もっと読む:

ロシアの広大さ実感

 「ゴールデン・イーグル(黄金の鷲=イヌワシ)」号は、モスクワ-ウラジオストク間を走行する豪華列車。世界最古の山脈であるウラル山脈、中央アジアの果てしなく続くステップ、アルタイ地方のゴツゴツした地形、世界最深のバイカル湖を車窓から見ることができる。7本の時差帯、9000キロメートル強を、約2週間かけてゆっくりと旅行する。ロシアの各都市とその観光名所を見学し、豪華で快適なコンパートメントで休息をとり、ヨーロッパ料理やロシア料理を堪能することができる。

 イギリスの旅行代理店「プラネットレール

 アメリカの旅行代理店「トラベル・ウィザード

 

アルタイ地方

乗馬の旅

Lori/Legion Media撮影

 10日間

 900ドル(約9万円)、交通費別途

 アルタイ地方がどこに位置しているかを知る外国人は少ないが、乗馬好きなカップルなら、モンゴルとの国境付近で過ごす10日間は、至福の旅になるだろう(もちろん、快適さよりも珍事を重視する人向けだが)。

 周囲がマツ科針葉樹林帯となっている山の湖、高山草原、雪に覆われた山頂、滝などは必見だ。車道がほとんどなく、標高の高いコースでは、ノロジカやクマに遭遇することもある。海抜1800~2300キロメートル付近を、背が低くて毛がフサフサのアルタイ産の馬に乗る(8~10人の団体予約または個別予約)。旅の後はロシア式サウナで汗をかき、民族料理がたくさん並んだテーブルで食事をし、暖炉の前で休息をとる。

 

バイカル湖

ヨット遊びとめい想

Lori/Legion Media撮影 

 12日間

 1日60~300ドル(約6000~3万円)、交通費別途

 世界でもっとも深い湖のほとりでの休息は最高だ。極寒のイメージがあるシベリアだが、ここでは晴天日が年間300日もある。太陽の下の美しい風景は、写真愛好家なら思わずシャッターを切ってしまうだろう。温泉に入り、バイカル山脈の草原を歩き、ラフティングを楽しみ、シベリアの道路をジープで走り、日焼けし、ウィンドサーフィンをし、魚を釣ることができる。

 自動車、自転車、双胴船、バイダルカ、ヨット、ボートなどがレンタル可能となっている他、テントから快適なスパホテルまでのさまざまな宿泊オプションがある。

 

サハ共和国

世界でもっとも寒い街の旅行

Lori/Legion Media撮影

 10~15日

 1ツアー1000ドル(約10万円)から

 オイミャコンまたは寒極は、世界でもっとも寒い定住地、また長寿の地でもある。サハ共和国の自然の中に位置し、気温は摂氏マイナス70度まで下がる。サハ共和国の旅行業者は、いくつかのツアーを組み合わせて提案している。寒極での結婚式および犬ゾリの移動と北極圏の川の船旅、ユネスコ世界遺産に登録されて間もないレナ川石柱自然公園での休息とマンモスの子孫のバイソンとのふれあい、北の砂漠の散策とヤクート人の伝統的な結婚式(シャーマン、異教儀式、塩漬け肉)など。

 サハ共和国では寒極旅行以外にも、キンバーライト・パイプや、宝石工場をまわる「宝石ツアー」が人気だ。工場では宝飾品がかなり割り引きされる。