ヤースナヤ・ポリャーナ
「秋の」作家、レフ・トルストイ(1828年9月生まれ)はモスクワから南へ200キロ、一族の屋敷ヤースナヤ・ポリャーナで暮らし、創作に励んだ。
文豪はそこで有名な長編小説「戦争と平和」や「アンナ・カレーニナ」などを執筆し、この地に葬られている。当時の屋敷の家具調度品、トルストイの遺品、2万冊の蔵書などが残されている。
ボリショエ・ボルジノ
詩人アレクサンドル・プーシキンの生涯で「ボルジノの秋」と呼ばれる時期(1830年、1833年)は充実した創作の日々だった。
ニジェゴロド州の村ボリショエ・ボルジノ(モスクワから570キロ)に暮らし、韻文小説「エフゲニー・オネーギン」や叙情詩30編余がつづられた。
詩人が愛した林や公園、屋敷などが修復保存されている。
プーシキンの丘
モスクワから650キロ離れた国立自然保護区にプーシキン家の屋敷が建つ。
プーシキン家の領地ミハイロフスコエに築かれ、この屋敷で詩人は悲劇「ボリス・ゴドゥノフ」などを執筆した。この自然保護区にはプーシキンや一族の墓地がある。
ポレーノボ
モスクワから130キロの郊外にある画家ワシリー・ポレーノフの屋敷「オカ河畔の家」。100年以上経た家屋にアトリエが残る。2キロ離れてトロイツカヤ教会が建立された。
コンスタンチノボ
モスクワから270キロのリャザン州。詩人セルゲイ・エセーニンの故郷には1965年、博物館・自然保護区が開設された。1925年に死去した詩人をしのび、この地で毎年、詩朗読の夕べや音楽会が催される。
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