「日本とビザ自由化について協議中」

=ロシースカヤ・ガゼータ(ロシア新聞)撮影

=ロシースカヤ・ガゼータ(ロシア新聞)撮影

ロシア連邦観光局のアレクサンドル・ラジコフ局長は、ロシア新聞の独占インタビューに応じ、ロシア人の海外旅行および外国人のロシア旅行について語った。

-トルコやエジプトはロシア人旅行客に人気がありますが、これ以外に今年人気が出そうなのはどの国ですか。また、外国とのビザの簡易化計画はありますか。

 ビーチ観光は相変わらずの人気です。今年はギリシャ、スペイン、イタリアへの旅行が勢い良く伸びています。もう少し遠くへ目を向けてみると、ドミニカ共和国もなかなかの結果を出していると思います。あと、メキシコとキューバにもロシア人はよく行っていますね。

 他の旅行先についてですが、フィジーとは6月末、ビザ免除に関する合意書に署名しました。また、韓国とのビザ免除も今年行われる可能性があります。

 日本とはビザ自由化について、現在協議中です。観光分野におけるロシアの戦略的パートナーのひとつが中国で、双方の団体旅行をビザなし、名簿のみで行う協定を 結んでいます。これはとてもうまくいっています。

 

-ロシアは、自国の旅行商品を外国で売り込もうとしているのでしょうか。

インフォグラフィック:

2012年ロシアの外国人観光客

 世界の実績から、外国に自国の出張事務所を開設することが有効だとわかっています。モスクワでは現在、このような外国の観光事務所が40ヶ所ほど活動し ています。一方でロシアは、海外に事務所を持っていません。外国市場で国を効果的にアピールするために、これは必要なのです。

 これをどこかの商業機構に依頼してしまうと、国の観光の潜在性すべてを反映せずに、自分たちの提案ばかり売り込んでしまうことになりかねないので、独立した事務所でなけれ ばなりません。

 観光局は現在、さまざまな準備や調整をしています。来年は中国、トルコ、ドイツ、イギリスなどに事務所を開設する予定です。

 

-ロシアのレジャーは、ロシア人自身にとってもすべてが魅力的というわけではありません。中国についてお話になりましたが、あちらは国中に素敵なホテルがあり、国が5つ星ホテルに財政融資をしています。ロシアもこのような方法を採用してみてもいいのではないでしょうか。

 おっしゃるとおりです。ただ、国によるインフラ整備の課題はロシアでも解決されています。2018年までの内外観光発展特別プログラムを実施し、この分野への投資を刺激しています。これは主に、国がインフラの整備に財源を拠出するものなのです。

 いかなる投資プロジェクトにおいても、水、電気、道路という供給網がもっとも重要です。地方はこの特別プログラムにより、具体的な観光プロジェクトの建築設備の資金を、連邦予算から受け取ることができます。

 もっとも、今のところ、ロシアの道路は状態が悪いですし、航空機の数は限られいて、国内線の路線が不足しています。そのため、航空券が極端に高いので す。

 

-ロシアのどの地域の観光が、現在勢い良く発展しているとお考えですか。レジャーはどこに行くべきでしょうか。

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日露間がビザなしへ

 地方自治体がロシアの観光発展の鍵を握っているのです。この点でアルタイ地方やブリヤート共和国はがんばっていますね。また、クラスノダール地方、スタヴロポリ地方の観光分野も力強く発展しています。特別プログラムに参加しているのは、北コーカサスを含む18地域になりました。北コーカサスには驚嘆すべき自 然、ユニークな歴史・文化遺産があります。

 我々は現在、観光に関する新法の必要性について話し合いを行っています。最後の法案が採決されたのは1996年で、当時は今とは経済も市場の状況も違っ ていました。新法には、観光分野のインフラの発展、国と民間の提携、中小企業の支援、社会観光を盛り込む必要があります。この概念は近い将来発表します。

 ロシアは美しい自然、多様な伝統、優れた文化のあるワンダーランドですが、最新式のホテルを建設し、公共交通網を整備し、観光分野の人材を育成するにはしばらくの時間が必要です。でも、すべてうまくいくと確信しています。

 

記事全文(露語)