日露間がビザなしへ

=タス通信撮影

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ロシアの“真正な”ビジネスマン、企業の幹部および従業員、国家公務員は6月1日より、APEC・ビジネス・トラベル・カード(ABTC)を所持していれば、オース トラリア、インドネシア、日本、ニュージーランドを含むABTC制度に参加するアジア太平洋の19ヶ国・地域に、ビザなしで行くことができるようになっ た。

ロシアがABTCAPEC・ビジネス・トラベル・カード)に参加

 協定「『アジア太平洋経済協力(APEC)』フォーラム参加国向け商務・公務出張用カード利用システムへのロシア連邦の参加について」が発効した。アメ リカとカナダはABTC制度の完全参加国とはなっていないため、このカードで両国に入国することはできない。アジア太平洋諸国への商務・公務出張が伴う仕 事をしている人は、ABTCの交付日から3年間ビザなしで渡航できる。

 ABTCの申請はロシア連邦外務省領事部に行わなければならない。申請者はその後、APEC加盟国の管轄機関から許可を受けることになる。ABTC制度は外国人がロシアにビザなしで入国する場合にもあてはまる。ロシア外務省のウェブサイトでこれが伝えられている。

 

アジア太平洋の19ヶ国・地域で

 カードは特に企業経営者の渡航を重視している。ただし、刑事事件で有罪判決を受けていないことが条件だ。ロシア人、外国人にかかわらず、申請手続きには書類提出後2~3週間かかる。

 個人事業主や企業の従業員は、申請書とパスポートの写し(有効期間はロシア外務省へのカード申請日から40ヶ月以上必要)以外にも、以下の4機関のうち一つからの推薦状も提出しなければならない。この機関とは、ロシア連邦商工会議所、ロシア産業企業家同盟、全ロシア・中小企業団体「ロ シアの支柱」、「実業ロシア」だ。国家公務員の場合は、国家機関の推薦にもとづいてカードが発給される。

 

選定は入念に 

 商工会議所によると、推薦状を発行する際には入念な申請者の選定が行われるという。これは外務省の指令だ。これらの機関にとって、このような選定は 初めての経験となる。商工会議所国際協力部のアルメン・サアキャン氏はこう話す。「商工会議所は具体的な人や組織の保証人となり、責任を負うことにな る」。

 サアキャン氏によると、推薦状発行メカニズムには外務省の承認が必要で、6月中旬以降にならないと本格的に活動を開始できないという。「APEC各 国に独自の要求事項がある。例えば日本の場合、企業についての追加的な情報が必要だ」。

 

元記事(露文)