笑顔で走れば良し 大変だけど

サンクトペテルブルク市の 「自転車の夜」 =マーシャ・ミトロファノワ撮影

サンクトペテルブルク市の 「自転車の夜」 =マーシャ・ミトロファノワ撮影

ロシア連邦統計局によると、自転車製造はロシアで急速に発展しているビジネスだ。市場調査会社によると、10年前、自転車保有台数は1000人当たり約100台だったが、現在では約200台に達し、総数は2500万台を超えている。だが、自転車が使われるのは、ダーチャ(別荘)での移動か、公園でのサイクリングに限られる。交通手段として使っている人たちは日々、ドライバーと歩行者とのバトルを繰り広げている。 

 午前7時 愛車用意

 モスクワっ子の私(ダリア23)の愛車はルーザータイプの都市型デザイン自転車で、重さは23キロもある。パートには自転車置き場がなく、荷物用エレベーターもないので、毎日階段で自宅のある4階までし、ベランダに保管せざるを得ない。

  モスクワに新設された自転車道では均時速17キロが、ラッシュアワー時時速13キロ下となる。

 

 7時20分 防塵マスク

  私防塵スク付きヘルメットを着用する。路の排気ガスと粉塵ふんじん)から守ってくれる。

   この時刻にはもうかなりの交通量なので、仕事に遅れないためには2時間前には家を出なければならない。

 

ペダルも弾む満喫コース

 

アルタイ(12日間)

アルタイ山脈は急峻(きゅうしゅん)な斜面、うっそうたるタイガ、高地から流れ下る急流で名高い。自転車旅行は混合コースになるのが普通で、自転車のほか、馬に乗ったり、川下りをしたり、車で旅したりする。

コラ半島   日間 

北極圏での自転車旅行はそれほど難しくなく、ヒビナ大山塊のゆるやかな斜面を1日50キロほど進んでいく。コラ半島はほぼ全域が北極圏に属しているので6月~8月は日が沈まない。

カレリア(4日間)

ラドガ湖周辺と カレリア地峡を回るコースがあり、ラドガ湖の孤島に浮かぶバラアム修道院を訪れることができる。自転車ツアーと船旅が組み合わされるのが常だ。

ウラル(15日間)

自転車ツアーは、南ウラルからバシトコルスタン共和国にかけてだ。カタマランでの1日の川下りが組み合わされていることが多い。

バイカル(7日間)

自転車ツアーをするなら、一番面白いかもしれない。高い岸辺から壮大な湖の景観が広がる。

黄金の環(11日間)

モスクワ周辺の古都をめぐる観光の定番だ。自転車だと、ウラジーミル、スーズダリ、ヤロスラブリなどを約600キロ走破することになる。

 歩道走行は禁止

  歩道の走行は禁止されているし、車道でも渋滞時には車同士がぴったりくっついているため、自転車でも通り抜けられない。

  スーパー・ジョブのアンケートによれば、44%のモスクワっ子は転車専用道ができれば、自転車を主な交通手段に使う用意があると回答している。 

  問題は危険な内交通だけではない。サイクリストーニャさんは言う。「駐車の仕方も問題で、車道にも路肩にもびっしり止めて自転車でも徒歩でも迂回(うかい)できないんです

 2012~2016年のモスクワの都市交通発展計画ではべ150キロ自転車道が設置される予定だンクトペテルブルクでも様の計画が


 危険をすり抜け

  私はスクワで一番長いナツキー大通り沿いの自転車道を走っている。の自転車道は、歩道にが引かれているだけだ。ョッピングセンターのまん前を走る所もあり、い物袋をら下げた人たちがいている。

  「もし向こう1520年の間に、自転車が車から3~5%の空間を奪い取れれば、それだけでも成功です」と専門家は言う。

 モスクワ市政府は、自転車をレンタルできる場所を増やすことで、サイクリスト増につなげる計画だ。

 

 8時 自転車担いで

 転車は、雪解け水に水没した道路を縦横に縫って進んでいく。替え用の服ュックってる。職場で替えるのだ。抜き通りのトベルスカヤ通りを渡るには下道を通らねばならない転車をいで。

インフォグラフィックを見る:


ロシアの自転車 推進運動


  8時10分 やっと到着

 私場に近い屋外駐車場に自転車を止める。ここに駐輪する可をている。スクワでは自転車を丸ごと盗むケースはそんなに多くないが、部品は何でもしてもっていかれることが少なくない

 それでも、私は自転車通勤をやめるもりはないこれは私のライフスタイルだから。私がニコニコしながら街を走っていると、みんなも笑顔で応えてくれる。アパートで自転車を担いでする時も抵誰かが助けてくれる


 街全体の問題

  「私たちは自転車インフラ整備を訴えています。しかし、道路だけではなく、街全体のシステムの問題でもあります」と独立社会問題研究センターのパチェンコフ所長は語る。

 モスクワの若者のは、自分の自転車を持っている。の住民識が変わり、やがて街そのものが変わると信じたい