ソ連の子供が生後2カ月から保育所に預けられた理由とは?

Vitaly Karpov/Sputnik
現在の母親たちは1年、あるいは3年ほども産休が取れ、終日預かってくれる幼稚園への入園を待てる。

 ソ連時代、国家は出生直後から育児に関与した。生後2か月から保育所が利用可能になった。

この施策には2つの理由がある:

  1. 産業が若い労働者を必要としていた

  2. 幼少者の正しいケアができるのは、そのスキルを持つ者だけである(と、ソ連の役人は考えた)

 保育所は、若い母親たちが働く工場や作業所に付属している場合が多かった。3時間ごとに授乳のための休憩が規定されていた。

 もっとも、保育所に預けられる下限は次第に引き上げられ、1960年代には1歳になった。

 1977年には、300万以上の子供が保育所を利用していた。子供たちは世話をされ、然るべき予防接種が施され、医療従事者が常に管理していた。

 保育所では3歳までの児童を預けることが可能で、その後は無料の幼稚園に進んだ。

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