ロシアの平均寿命は諸外国と比べてあまり長くはなかったが、状況が変わってきている。
今年上半期、平均寿命が72.4歳に達したと、オリガ・ゴロジェツ副首相は国の統計にもとづいて話した。昨年と比べて0.5歳伸びたという。
平均寿命には男女差があり、男性の平均寿命が女性よりも10年ほど短い。男性の平均寿命は66.5歳、女性の平均寿命は77歳である。
ゴロジェツ副首相はまた、死者の割合が1000人中13.2人から12.9人と、2016年と比較して減少したことを明らかにした。
ソ連時代、最も平均寿命が伸びたのは1990年。60.1歳であった。これはロシア帝国末期の1896年~1897年の30.5歳の2倍である。平均寿命が大きく伸びたのは、1917年ロシア革命の10年後の1927年。43歳ほどになった。
1960年代にはソ連の平均寿命が欧米諸国と同水準になっていた。
ソ連の記録は現代ロシアで2010年に更新され、以来、伸び続けている。
日本の厚生労働省のデータによれば、日本の男性の平均寿命は80.98歳、女性の平均寿命は87.14歳。
ロシアの寿命を地域別に見ると、モスクワとカフカス地方で長い。イングーシ共和国が一番長く、80.8歳、次にダゲスタン共和国の77.2歳、3番目がモスクワの77歳。
最も短いのはトゥヴァ共和国の64.4歳。
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