サンクトペテルブルクにあるロシア海軍の巡洋艦「アヴロラ」=
Lori / Legion-Media撮影バーニャの真の愛好家であるロシア人は、企業イベントの会場をここに設定することが増えている。なんといっても価格の安さが魅力だ。食べ物と飲み物を持ち込むことができ、支払いはバーニャの貸し切り料金のみ。レストランやナイトクラブの数分の1の価格で開催できる。さまざまなイベント企画会社がテーマ別のパーティを提案している。「ネプチューンの日」、従業員の誰かをバーニャ係に、「マリンパーティ」、「水治療の日」といった具合に。ただ、このようなイベントに従業員の誰もが参加するわけではない。同僚や上司の前で水着姿になることを嫌がる人も多いためだ。
芸術の愛好家にはマスタークラスという選択肢もある。同僚や上司との時間の過ごし方はさまざまだ。例えば、石鹸をつくったり、プリャニク(スパイス入り糖蜜焼き菓子)に装飾アイシングをしたり、また衣服、バッグ、インテリア小物の装飾をしたり。このようなイベントの料金は1時間3500~4000ルーブル(約5800~6600円)。
近年、さまざまなクエストやテーマのあるゲームが人気になっている。ロシアのクエスト企画会社は、「マフィア」(人狼ゲーム)からおもしろいクエストまで、さまざまな提案を行っている。参加者によると、クエストやゲームに一緒に参加することで、楽しみながら団結できるのだという。料金は一人あたり3000~3500ルーブル(約5000~5800円)。
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