もっとも混雑する支線の1本で18日、自動運転の列車が運行を開始した。試験走行は昨年9月から行われていたが、地下鉄の専門家からはいかなる苦情もでていなかった。
自動とはいえ、運転室には常時運転士がおり、いつでも手動に切り替えることができる。
モスクワ地下鉄の広報によると、列車の停止精度をコンピュータは誤差3センチ以下に抑えることができるという。また、運転士の指令がなければ、その後出発はしないという。ドアの開閉も運転士の指令に従い、自動運転での制御はプラットフォームに停止した時のみ可能になる。運転士に緊急事態が発生した場合は、自動運転で制御できるようになる。
モスクワ地下鉄の幹部は、さらに2便の自動運転列車を運行させる計画を立てている。
モスクワ地下鉄は2012年、自動運転列車を20本購入すると発表していた。これらの完全な運行は2~3年以内に行われるとの計画であった。
自動運転システムを使用した最初の実験を、モスクワ地下鉄の幹部は1980年代に行っていた。しかしながら、この時はシステムが負荷に耐えられず、プロジェクトはしばらく下火になっていた。
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