モスクワ都心の爆発は不良行為か

Valery Sharifulin/TASS
 モスクワ中心部の交通機関の停留所で爆発が起こった。目撃者の証言と被害の性質から、当時数人が立っていたバス停で爆弾が爆発したようである。これによって5人が負傷し、うち3人が病院に搬送された。

 モスクワの中心通りの一つで起こった爆発の原因は、即席爆発装置の可能性がある。警察は近隣の通りを封鎖し、被害者と目撃者に話を聞いた。また、爆発物技術者も現場を検証。手製でTNT換算約50グラムの威力の強くない爆弾であった。隣接する建物NO.19の窓から、または近くを通り過ぎた自動車から、投げられた可能性がある。

 

「不良行為」説が有力

 警察は現時点で、犯行を不良行為と見ている。

 ガラスの破片で3人が外傷を受けた。現在、モスクワ警察の捜査グループが事件現場を調べている。

 停留所に爆弾を投げた犯人は、監視カメラにとらえられた。「インテルファクス」は当局の関係筋の話として、走り去る男の姿が撮影されていたと伝えている。

 「ロシア通信」は、即席爆発装置が停留所に立っていた人の中に投げ込まれたことを確認している。内務省モスクワ市総局は爆薬包について伝えているが、「ライフニュース」テレビの目撃者によると、爆弾は瓶に似ていたという。

 負傷者のヴァレリーさんは、ライフニュースの取材に対し、事件の一部詳細を明かした。「停車後に駐車した。5秒経過し、爆発が起こった」。ヴァレリーさん自身は手、足、顔に破片による傷を受け、一緒にいた親戚は耳がボーッとした。別の負傷者のクセニヤO.さんは、「大きなパンという音がどこでなったのかよくわからない」が、その後「何かが足に飛んできた」という。飛んできたものは金属片であることが判明した。

 

記事全文(露語)

このウェブサイトはクッキーを使用している。詳細は こちらを クリックしてください。

クッキーを受け入れる