内務省がセルフィーの撮り方指導

画像提供:https://mvd.ru

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ロシア連邦内務省は、スマートフォンなどを使用したセルフィー(自撮り)好きのために、注意喚起リーフレットを発行した。若者が撮影しようとして、大ケガをしたり、死亡したりするケースが相次いでいることがその理由。

 内務省が、いかに安全にセルフィーを撮るかを説明するリーフレットを作成した。撮影の際に事故に合うケースが相次ぎ、報道が続いていることから、作成案が浮かんだ。「安全なセルフィー」と題されたリーフレットは、若者を主な対象としている。

 「事故につながりやすいセルフィーの撮り方を絵でわかりやすく説明し、同時に思い出に残るショットのために無用なリスクをとらないよう市民に警告するようにした」と内務省のウェブサイト上に書かれている。

 人の命と健康は、交流サイト(SNS)の100万個のイイネ!よりも大事、と内務省。セルフィーを撮ることに神経が集中してしまい、まわりのことや危険に意識が向かず、バランスを失うことで、事故にあいやすくなる。「安全な場所にいること、命の危険がないことを確認してからセルフィーを撮ろう!」と内務省。

 注意喚起リーフレットには2ページある。鉄道、建物の屋上や屋根、船上、列車の上、動物と一緒に、武器を手に、運転中に、道路上で、セルフィーをとらないよう、注意している。それぞれの注意事項には、禁止マークの中に危ない状況の絵が描かれており、そのわきには「道路でセルフィーすると、撮影ボタンを押せなくなるぞ!」、「運転中のセルフィーが君の道のりを縮めるぞ!」など、ソ連のプラカードをほうふつとさせるような注意書きがある。

 内務省のデータによると、今年に入ってからセルフィーの撮影の際にケガをした人は100人以上で、約10人が死亡している。

スライドショー:

自撮りしたトルストイ

 モスクワ州ラメンスキー地区では5月21日、17歳の少年がセルフィーを撮ろうと放置されたコンクリートブロックの上によじのぼり、誤って裸線を手でつかんで感電し、落下。搬送先の病院で、頭蓋骨骨折で死亡した。

 同じ日、モスクワ市では、21歳の女性がピストルを手に持ってセルフィーを撮ろうとし、誤って発砲。銃弾が壁にあたり、女性の頭に跳ね返って死亡した。

 今月4日夜、モスクワ市テストフ通り近くで、21歳の女子大生が橋の上でセルフィーを撮影しようとして、誤って10メートル下の川に転落し、死亡した。