ズラブ・ジャヴァハーゼ撮影/タス通信
火災は早朝、モスクワ都心のオルジェイヌイ・ペレウーロク(武器横丁)で起きた。ロシア非常事態省モスクワ支部によると、駐車場から火事の通報が入ったのは午前5時46分。火元は駐車場の屋根だった。
屋根の木製の骨組みは、瞬く間に焼け落ち、屋根全体が車に崩れ落ちて、車も焼けた。焼損面積は70平方メートルで、消火に1時間ほどかかった。この火災で、4台のロールスロイスとベントレー、4台のポルシェ・パナメーラ、メルセデス・ベンツ GクラスおよびSクラスが焼けた。
これまでの調べによると、これらの高級車を所有していたのは、投資に関する業務を行っている非公開株式会社「シリウス」で、同社のオフィス脇に専用の駐車場が設けられていた。この駐車場には、木製の骨組みと鋼板からなる屋根があったという。以上は、コメルサント紙の報道による。被害総額は300万ドル以上。
出火原因は、消防局の専門家が調査することになるが、既に放火が疑われる根拠があるという。治安機関の職員の証言によると、屋根が2ヶ所で同時に不審な燃え方をしているため。
モスクワ市警のアンドレイ・ガリアクベロフ広報部長は、インターファクス通信に対し、現在、高級車炎上事件について調べが行われていると語った。「モスクワ市中央区のモスクワ市警職員が、駐車場の高級車炎上事件について調査している。その結果を踏まえ、また消防局の鑑定を考慮に入れて、起訴に関する決定がなされる」
*以下の記事を参照。
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