今年も四島でビザなし交流

ウラジーミル・フェドレンコ撮影/ロシア通信

ウラジーミル・フェドレンコ撮影/ロシア通信

南クリル諸島での「ビザなし交流プログラム」が今年も例年通り実施されることになり、日本人の第一陣が今日16日にクナシリ島(国後島)に出発する

 今年のビザなし交流の第一陣46人が、今日16日にクナシリ島(国後島)に出発する。渡航の主催者がロシア通信に伝えた。

 

「ウクライナ情勢の影響なし」 

 クナシリ島に向う46人は、旧島民とその親戚で、エトピリカ号に乗船し、北海道の根室港を出航する。渡航者は墓参のほか、島の見学、観光も行う。僧侶も参加しており、墓参の際に法要を営む。渡航は、5月19日まで4日間の日程。

 「今年は、ビザなし交流プログラムで、日本側から1169人が渡航します。渡航の回数は29回の予定です。一方、ロシア側からは、363人が日本を訪れることになっています」。こう主催者の一人サトウ・フミヨシさんはロシア通信に伝えた。

 また、サトウさんは、ウクライナ情勢はプログラムの実施にも、参加人数にも影響しなかったと指摘する。「すべて例年通りです。日本側でもロシア側でも、まったく変化はありませんでした」

 

ビザなし交流とは   

 南クリル諸島のロシア人住民と日本人との間でのビザなし交流は、1992年に政府間の合意に基づいて始まった。目的は露日両国民の相互理解を高め、平和条約締結に関する問題の解決を促すこと。相互の訪問はビザなしで、パスポートに特別な用紙を付けるだけで行われる。

 1992年のプログラム発足以来、合計約1万9000人の日本人が四島を訪問している。訪問には一般市民のほか、研究者、エコロジスト、博物館の学芸員、医療関係者などが参加している。昨年は、このプログラムで570人の日本人が訪問した。

 

元記事(露語)