カラシニコフが「ラトニク」に代わり得る軍装を開発

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 この軍装は北極やサハラ砂漠での作戦にも適しており、着用者は赤外線スコープから身を隠せる。

 3月初旬、カラシニコフ・コンツェルンは「モジュール装備携行システム」(MRS)を公開した。防弾チョッキ、負荷軽減装備、インナー式弾薬嚢を統合した革新的な製品だ。

 「どの任務にも専用の装備が必要だが、『モジュール装備携行システム』は世界中のどの気象条件でも使用できる。北極だろうがサハラ砂漠だろうが問題ない。この軍装はあらゆる戦闘状況に対応できる」とカラシニコフ・コンツェルンの軍事技術協力部長ウラジーミル・オノコイ氏はロシア・ビヨンドに語る。

 カラシニコフは内偵などの私服任務用に、着用者が必要な装備を隠せるインナー式キャリーベルトを2種類作った。

 「防弾装備が使えない荒れ地での任務用に、我々はあらゆる装備と弾薬を携行でき、かつ着用者にあまり負担をかけないチェストリグも2種類用意している」と彼は言う。

 内密な作戦で防弾装備が必要な場合のために、ジャケットやパーカーの下に着用できる目立たないボディーアーマーも2種類ある。作戦を明るみに出すことなく隊員を守ってくれる。

 一般的な戦闘任務の場合は、MRSに防弾チョッキの着心地を良くする着脱式負荷分散システム付きの標準防弾プレートを加えることもできる。

 爆発物の破片から最大限身を守れる首、股間、肩、腕用のモジュール式保護装備が付いた高性能戦闘用防弾チョッキもある。

 「現時点で我々が提供しているMRSの色彩はマルチカム、アスファルト(グレー)、アンバーで、着用者は任務に合わせて周囲に溶け込むことができる」とオノコイ氏は加える。 

 繊維にも特殊な加工がされており、狙撃手は赤外線スコープを使っても着用者が見えない。この特徴は兵士らが暗視ゴーグルを付ける夜間の銃撃戦でMRSの着用者の命を救うことになるだろう。 

 MRSはどのような任務にも使用できる完璧な装備だ。このような多目的軍装はロシアはおろか世界を見渡してもこれまで存在しなかった。これもまた、この軍装が特別と言える理由だ。

 「これはロシア軍の制式軍装『ラトニク』を凌いでいる。用途が広く、いかなる気象条件での作戦任務にも使用できるからだ」とオノコイ氏は続ける。

 オノコイ氏はカラシニコフの新軍装と、「ラトニク」の次世代版軍装である「ソトニク」(またの名を「センチュリオン」)との競合の行方については明言しなかった。ロシア軍の次の制式軍装の座をめぐってMRSと争う軍装「ソトニク」について詳しく知りたい方は、ロシア・ビヨンドのこちらの記事をご覧いただきたい。

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