ロシアの新型スムーズボアAK

Kalashnikov media
 特殊部隊で使われているカラシニコフ自動小銃の「100」シリーズが、.366TKM弾を使うスムーズボア版として銃砲店に登場した。

 カラシニコフ・コンツェルンが、軍用AKの特徴を残したスムーズボア銃を作った。TG 2と名付けられた民間用の新しい銃は、国産の.366TKM弾を使用する。

 

クローズアップ

 新しいAKの外見は、AK-103を完全に踏襲している。2つの銃の違いは弾薬だ。AK-103はソビエトの7.62×39 mm弾を使うが、新しいTG 2は.366TKM弾を使う。

 「TKM弾の弾丸は、7.62×39 mm弾の1.5倍重い。ストッピングパワーが大きく、中型動物を狩るのに適している」と軍事評論家のドミトリー・サフォノフ氏はロシア・ビヨンドに語る。

 TG 2とAK-103の外見上の違いは、安全装置にある。新しい銃には、銃をセーフティーモードから射撃モードに瞬時に切り替えられる工夫がなされている。

 「古典的なモデルではグリップから手を外して安全装置を操作しなければならなかった。新しいモデルでは、この人間工学的な問題が解決されている」とサフォノフ氏は指摘する。

 TG 2のフォアエンドにはピカティニー・レールが付いている。基本的なモデルはかなり単純だ。余計なものも、変わったものも、複雑な技術的ソリューションもない。耐衝撃ポリマーでできており、銃に取り付けられるアクセサリーは、戦術的グリップ、フラッシュライト、レーザーポインターなど最小限のものだけだ。 

 TG 2のストックは、AK-103と同じく折り畳み式で、これも耐衝撃ポリマーでできている。このかなり便利な機能によって銃をコンパクトにできる。しかも、民間用のTG 2は、カラシニコフのいかなる軍用自動小銃とも違い、ストックを折り畳んだ状態で発砲できない。もう一つの安全装置だ。 

 「TG 2には、あらゆるスコープを取り付けたり、追加のピカティニー・レールを取り付けたりできるマウントベースがある。新カービンのマガジンの装弾数は10発だ」と評論家は補足する。

 

法律上の問題 

 法的にはTG 2は銃所持免許を得たその日に買えるスムーズボア銃だ。すなわちライフリングのない滑空銃身を持つが、ただし「パラドックス・チョーク」と呼ばれる部分にはライフリングが入っている。

 「パラドックス・チョークとは、銃身先端の長さ15センチメートルほどの部分で、ライフリングが刻まれており、銃身内で弾丸を回転させる。このチョークは弾丸を安定させ、ライフル銃の射程で弾を散らさずに撃つのに十分だ。すなわち、ライフル銃と同等の性能を持つスムーズボア銃を購入できることになる」と軍事科学アカデミーのヴァジム・コジュリン教授はロシア・ビヨンドに話す。

 ロシア連邦の法律では、ロシアにおいて古典的なAKを手に入れるには、スムーズボア銃を無違反で5年間所持する必要がある。射撃場で反動の大きい銃を撃って5年間待つのが嫌ならば、TG 2を買うのが良い。

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