冷凍状態で発掘された4万2千年前の子馬から液体の血液が発見される

北東連邦大学のマンモス博物館のプレスサービス

 ロシアのサハ共和国ヤクーツクにある、北東連邦大学連邦大学の研究チームが、発掘された氷河期時代の子馬の冷凍標本から液体の血液を発見したことを、タス通信に語った

 同大学の北部応用生態学研究所マンモス博物館館長のセムヨン・グリゴリエフ氏は、「全ての内臓が良い状態で保管されており、筋肉も赤みがかった状態を保っている。液体の血液サンプルは子馬の心臓の血管から採取された。4万2千年もの間、液体のまま保管されていたことになる。現存する氷河期時代の動物の冷凍標本の中で最も良い状態で保存されていると言える。」と語った。

 いままで発見されてきた冷凍標本は概して、身体の一部が不足していたり、大部分がミイラ化していたりと、不完全な状態のことが多かったが、今回の子馬は目に見える外部の損傷がなく、更には尾やたてがみが確りと黒い色を保っているという。グリゴリエフ氏は「今まで発見された殆どの馬の化石は毛が残っていなかったが、この子馬の冷凍標本は頭や脚、そしてその他身体の一部に毛が残っている。これは小さな科学的大発見と言えるだろう。」とコメントした。今後、韓国の研究所とともに、子馬の細胞を培養し、マンモスと共存していたこの馬のクローンを誕生させる研究を進める予定だという。

 この子馬の冷凍標本は2018年夏に、ヤクートのヴェルホヤンスク時報の寒冷地で地元住民によって発見された。近年、サハ共和国では、温暖化により溶け出した永久凍土から、1万年前に絶滅したと言われるマンモスが冷凍状態で次々と発掘されている。冷凍状態で出土することから、化石とは違い、非常に生々しいのが特徴だ。同地域で発掘された標本は北東連邦大学連邦大学の研究所と近畿大学が共同で研究を進めている。

 2019年6月から2020年9月まで 日本の4都市(東京、名古屋、大阪、福岡)で開催予定の、マンモスの展覧会では、同子馬の標本をはじめ、30以上のヤクートからの展示品が展示される予定。

 

 

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