5月9日の軍事パレードで世界を震撼させた三大主役

テック
ニコライ・リトフキン
 最初の“戦闘鳥”、ターミネーター、次世代ジェット戦闘機が、ロシアの首都で行われる主要な記念式典で披露される兵器の列に加わっている。

 戦勝記念日の軍事パレードは、史上最大級の勝利の一つを祝うだけでなく、ロシア軍が新しく配備した兵器を国防省が披露する非公式の年次報告を兼ねている。

 今年ロシアはどのような新兵器を手にしたのだろうか。 

ターミネーター2

 映画『ターミネーター2』の主人公が、全く新しい容貌でロシア軍の兵器として誕生した。この車両はアーノルド・シュワルツェネッガーには似ても似つかず、ミサイルと機関銃を備えた重厚な装軌式支援戦闘車となっている。

 新時代の支援戦闘車「ターミネーター2」は、最初の完成品の一群が国中に配備されて以降初めて赤の広場に登場する。

 この重い装甲怪物は、戦闘で戦車や歩兵を支援するために開発された。この戦闘車は新型の誘導ミサイル9M120アターカの発射装置4門と、最新の高性能な装甲や強化構造さえ貫通可能な30ミリ主砲同軸機銃を装備している。

 加えてこの戦闘車には、照準装置が目標を自動的に発見して捕捉することを可能にする技術が初めて導入されている。目標を攻撃するか否かは戦車長が判断する。

 現在ターミネーターの新型が試験中で、T-14アルマータ戦車の車体を(以前ベースになっていたT-72戦車に代えて)使用し、57ミリAU220Mバイカル砲を搭載している。

初の戦闘用ドローン 

 モスクワ中心で行われた軍事パレードの予行演習で、ロシア軍が戦場に爆弾を運べる戦闘用ドローン(無人機)の第一群を手にしたことが明らかになった。以前、この種の機械として軍が所有していたのは偵察用だけだった。

 新型の「戦闘鳥」は「コルサル」(コルセア)と呼ばれ、2つの型が作られた。飛行機型とヘリコプター型だ。

 前者は極めて軽量かつ堅固な素材で作られた200㌕の怪物で、軍の宿営地に諜報を届けるだけでなく、ロシア初となる無人機攻撃作戦を遂行することもできる。これらのドローンは地上の目標を誘導・無誘導ミサイルで攻撃することができる。

 2つの型の違いは、後者が地上だろうと海の真ん中で揺れる船のデッキの上だろうと、どこにでも着陸できることだ。ただ、この小型「ヘリコプター」は「ジェット式」の前者ほど速くは飛行できない。

 これらのドローンは軽装甲車両を破壊する目的で開発されており、出発地点から200㌖先まで爆弾を運ぶことができる。

Su-57

 これはメディアの報道で何千もの記事の見出しを飾り、世界中に紹介された有名な“鳥”だ。2018年は、空軍に配備された第5世代ジェット戦闘機の第一群がモスクワ人並びに観光客の頭上を飛行する最初の年となる。

 Su-57はアメリカのF-22ラプターに対応するロシアの戦闘機だ。あらゆる最新かつ有望な防空システムを凌駕し、敵機の非戦闘員への接近を一切許さない鉄壁の制空権を確保するべく開発された。

 このロシアの戦闘機は2017年に装備された最新のエンジンによって時速2600㌖で飛行できる。加えて、この飛行機は新型爆弾とミサイルの束を丸ごと機体内に収納できる。これで敵のレーダーに察知されにくくなり、テロリストに空から一層正確な攻撃を浴びせることができる。