探査隊のマリーナ・マリュチナ副隊長がタス通信に明らかにしたところによると、その多くが南極の深海に生息する動物に似ている。
「研究者らはサンプルを収集し、第1段階としての全体像をつかもうと、船内でその一部を調べたところ、すでに現段階でびっくりするような結果が出ている。海溝はほぼ研究されておらず、サンプル収集は60年以上も前に行なわれたきりだった。わかっていたのはおよそ50種の生物だけだった。今回、非常に少なく見積もっても、およそ1千種の生物が収集されており、その半分以上が新種のものだ。甲殻類、軟体動物なども入る。」
探査を行なったのは学術調査船「アカデミー学者ラヴレンチエフ」号。7月5日より8月6日までクリール海溝を調査した。太平洋北西部の深海の底生生物を調べる露独プロジェクトとしては第3弾。
*「Sputnik日本」より転載
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。